3331 STAFF BLOG > JULY 2011

3331屋上オーガニック菜園 収穫祭の様子

JULY 26, 2011 4:40 PM / CATEGORY:屋上オーガニック菜園, 日記

7月25日は屋上菜園の収穫祭でした。
収穫祭は、8月の休耕期を前に、収穫した野菜などを皆で食べたり飲んだりしながら楽しもう!という会です。


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集合したら、まずは野菜の収穫。畑で特に目立つのは、あちこちに植えてある真っ赤なミニトマトです。その他にも、今日は、バジル・シソ・枝豆・ズッキーニなどいろいろな野菜が収穫できました。


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収穫したあとは、そのまま屋上で収穫祭の開始です。
今回は、暑い中朝9時から40名を超える大勢の方が集まって下さいました!準備中の食器の数も大変なことになっています。

屋上に張ったテントの下で、皆で乾杯! 冷たいビールやお茶がおいしい!


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本日のメニューは、有機野菜が中心です。レタス、トウモロコシ、ナス等おなじみの野菜から、「バナナピーマン」なんて変わり種まであります。


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その他にも、利用者の方から提供いただいた野菜で合作サラダを作ったり...。


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バーベキューでお肉を焼いたりと盛りだくさん。


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最後には突発企画としてスイカ割りまで始まりました。子供も大人も、目隠しをされながら真剣勝負です。もちろん、割れたスイカは皆さんのおなかにおさまりましたよ!

また、食事をするだけではなく、利用者同士の交流をより深めよう!というのもこの会の目的。食事をしながらの会話は、皆さんとても楽しそうでした。


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更に、1年の栽培期間の折り返し地点を迎えるにあたり、各区画の代表者から一言ずつコメントをいただきました。「有機栽培はやっぱり手間がかかる、でも楽しかった」、「とれた野菜を近所の人に配った」、「これからはもっと頻繁に世話にくるようにしたい!」などなど、様々なご意見を伺えました。今後の運営に活かしていきたいところです。
今回の会を含め、これまでの活動が皆様に少しでもお楽しみいただけたのであれば、スタッフ一同、とてもうれしく思います。

さて、次回の活動日は7月30日です。9月からの冬野菜の栽培に向けが土作りのため、畑にマルチングを行う予定です。日数を置かないでの作業となりますが、あと一息。がんばりましょう!

菜園スタッフ よしみや

明後日朝顔観察日記、ついに完成。

JULY 24, 2011 2:53 PM / CATEGORY:

ついに完成!
明後日朝顔の観察日記が3331 正面エントランスの大ガラスにお目見えしました。
1〜60の番号と、そこから伸びた白い線。

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朝顔のロープについている番号と、ガラスに貼り出した番号を照らし合わせて、
花が咲いた分だけ朝顔シール(花が咲いていないときは葉っぱシール)を貼ります。

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↑このような感じです。(見づらくて、すみません。)
例えば、今日は1番のロープに花が10コ咲いていた!という場合、
10コの朝顔シールを1番の線に沿って貼っていく、というもの。

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朝顔シールは3色、葉っぱシールは2色あります。

1〜38番は、3331 ご近所の昌平小1年生のみんなが観察してくれています。
39〜60番は、3331 スタッフが観察しています。

とは言いつつも、
「観察してみたい!」というご要望にはお応えできるようにしたいと思います。
気になるな〜という方は、ぜひ受付までお声がけください。

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今年の朝顔はこんなにもりもりです!

朝顔に水やりをすると、仕事の忙しさも忘れて癒されるなー。と、よく耳にします。
(3331 スタッフ談)

水やりご希望の方も、ぜひぜひ受付までお声がけください。


3331 おおぞね

ガイガーカウンターミーティングが漫画になりました!!

JULY 23, 2011 2:04 PM / CATEGORY:

6月11日(土)に3331 で行なわれましたガイガーカウンターミーティングが漫画になりました!!
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とても分かり易いのでおすすめです!

当日は予想を上回る大勢の方にお越しいただき、
急遽別のスペースをUstreamの会場にしたり。
地下の会場は溢れんばかりの人がいらっしゃいましたので
トーク会場では入場制限が行なわれたりしておりました。

会場にはガイガーカウンターや放射能について書かれたパネル等が展示していて、
とても勉強になりました。

トークではガイガーカウンターの使い方や放射線に対しての計測方法や知識等がないと正しいデータが計れないという事が問題となっている事を知り、自分もUstreamで浅草付近で高い数値が出ている動画などを見ていましたのでこのトークを聞いて安心しました。

来場者の方にやはりお子様連れの方が多かったのも印象的でした。
一日でも早く原発問題が終息の方向に向かう事を祈るばかりです。

今後ガイガーカウンターを購入を予定の方は是非ご覧下さい。
鈴木みそさん作:マンガ版「放射線の正しい測り方」

3331 都倉

韓国・仁川文化財団の機関誌に3.11後のアートシーンについての記事を寄稿しました。

JULY 21, 2011 3:02 PM / CATEGORY:レポート

韓国の仁川(インチョン)にある、アーティスト・イン・レジデンス、Incheon Art Platformの機関誌で、仁川文化財団(Incheon Foundation for Arts & Culture)が発行する冊子「asia culture review PLATFORM 28 - JUL/AUG 2011」に、3.11以降の日本のアートシーンを報告する記事の執筆依頼があり、3331スタッフが寄稿しました。

以下、仁川文化財団の許諾をいただきましたので、もとの日本語記事全文を掲載致します。


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東日本大震災から3ヶ月─失われた景色、希望の種
長内綾子(おさないあやこ)|3331 Arts Chiyoda コーディネーター

3月11日(金)午後2時46分、おだやかな日差しの中、あの地震は起きた。
東京の自宅にいた筆者も、いままで経験したことのない激しい揺れに、周囲の家具に掴まって立っているのがやっとという状況だった。急いでテレビをつけてみると、震源は宮城県沖、東北から関東に至る広い範囲でとても強い揺れを観測していた。
幸い東京のほとんどの地域では停電も起こらず、水道、固定電話、インターネットは問題なく使えていたが、携帯電話は発信制限のためか全く繋がらないという状況だった。
とにかく今回はただことではない、そんな緊張感が、沿岸部にいる人々への避難を連呼するテレビのアナウンサーの声のトーンからも感じられた。画面には、海沿いの地域の映像が映し出され、各地の映像を切り替えるたびに水位が明らかに上昇していることを知らせていた。そして、その数時間後には、津波が沿岸部の街をなぎ倒し押し流す様子や、黒い水が猛スピードで水田を飲み込んで行く鮮明な映像が次々に流された。

映像技術の進化と配信技術の多様化に加え、情報共有の手段もここ数年で格段に増えたが、とりわけ東京にいる多くのひとたちは、Twitterによる安否確認や情報伝達を積極的に行っていたように思う。そんな情報過多の時代にも関わらず、全く状況の見えない原発事故の状況は、私たち一人一人を猛烈な不安へと陥れる出来事であっただけでなく、事故後の政府の対応は、韓国をはじめとした周辺国はもとより、世界の人々の信頼を失墜させることとなってしまい非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

今回の震災を受けた日本のアートシーンの応答はまさに多種多様であり、アートと一口にいっても様々ではあるが、本稿では主に現代美術の領域に焦点を当て、活動の紹介や現時点での状況をお伝えしていこうと思う。震災から100日を迎えたばかりの今、この記事を書くことは正直はばかられることも事実だが、できるだけ正確に、伝える努力をしたいと思う。

●余波─東京のアートシーン

地震から1週間は、原発事故、計画停電、飲料水不足と、とにかく毎日信じがたい出来事の連続で、私たちの日常はどこかへ吹き飛んでいた。東京でも多くの美術館が館内点検などを理由に臨時休館の措置を取るところが多く、森美術館では3月18日から始まる予定だった展覧会を1週間程延期してのスタートとした。また、当初4月1日からの会期を予定していたアートフェア東京は、3月22日、東京都からの要請で会場の東京国際フォーラムが被災者及び福島第一原子力発電所の事故による避難者の受け入れ施設として指定されたため、延期を余儀なくされるという事態となった(延期日程は7月29日~7月31日に決定)。
他にも、中止/延期の知らせが相次いで舞い込んだが、それと同時にチャリティ展やオークション、イベント収益を義援金として寄付をするという活動が広がりを見せていた。代表的なものとしては、小山登美夫ギャラリー(Tomio Koyama Gallery)のある<清澄ギャラリーコンプレックス>で開催された、「東日本大震災被災地支援のための清澄サイレント・アートオークション」がある。ビル内の各ギャラリーが連携し、奈良美智をはじめとする各ギャラリー所属のアーティストによる全125作品を販売し、最終的には約4000万円におよぶ収益を国際NGO「ジャパンプラットフォーム」へ寄付したという。
また、中長期的支援活動を表明する団体がいくつも立ち上がり、継続的な寄付や被災地でのワークショップやイベント開催等を計画しているが、震災前から地方在住のアーティストやアートNPOと連携したプログラムを展開していた団体の活動は、やはり地に足の着いた活動として好感が持てる。その代表として、NPO法人アートNPOリンクが立ち上げた<アートNPOエイド>の活動を紹介したい。NPO法人アートNPOリンクは、設立以来、全国各地でアートNPOの全国会議や文化政策提言等を行っており、これまでに培ったネットワークやノウハウを駆使し、災害に遭った地域のアーティストやアートNPOが一日でも早く活動を再開できるよう、1.寄付の受付、2.活動の紹介、3.表現に必要な道具の提供、4.コーディネート を行っている。サイトには、美術家・藤井光による被災地域のアート関係者へのインタビュー映像<3.11アート・ドキュメンテーション>が掲載されているが、美しい映像の中に克明な被害状況や被災者のリアルな姿が立ち現れる。
こういった活動をさらに後方支援するものとして、公益財団法人 企業メセナ協議会による「GBFund(東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド)」も立ち上がり、既に第二回目までの助成先が決定し25団体への支援を行っている。このような支援活動が、公的機関/民間問わずより広がっていくことを願う。


●被災地では─未来への種まき

次に、被災地となった東北から。東北の中心都市といえば、人口102万人を超える宮城県仙台市だ。その中心地に今から10年前の2001年にオープンした「せんだいメディアテーク」(運営:財団法人仙台市市民文化事業団)は、世界的にも著名な建築家・伊東豊雄による設計として大変有名な建物だが、地震により建物7階では天井の一部が落下するという事態に見舞われた。ただ、それ以外の被害は小さく、5月頭には3階の市民図書館までを再開させたと同時に、いくつかの主催事業もスタートした。その一つが「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の開設だ。センターにはスタジオと放送局があり、市民、専門家、スタッフが恊働し、復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録してゆき「震災復興アーカイブ」として記録保存するという。
他にも、メディアテーク1Fのオープンスクエアを活用する形で、震災復興や地域社会、表現活動について人が集い語り合う場としてトークや公開会議、市民団体の活動報告会などを多様な催しを行っていく「考えるテーブル」という企画もスタート。ゆっくりお茶を飲みながら「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験する「てつがくカフェ」の開催や、茨城県水戸を拠点として活動しているアーティスト中崎透による市民参加型長期ワークショップ「制活編集支援室」、そして、3年前から宮城県名取市にある約100世帯の集落<北釜>に単身乗り込み、地域の専属カメラマンとして様々な行事を記録する傍ら作品制作をしていた写真家・志賀理江子による連続レクチャー等が開催されるという。志賀のレクチャーは2012年11月にメディアテークで開催予定の個展の事前イベントとして、以前から予定されていたものではあるが、今回の震災で自身も津波の被害に遭い避難所生活を余儀なくされ、写真や資料の多くが失われてしまったという彼女の発する言葉には注目せざるを得ないが、先日6月12日に行われた第一回目のレクチャーで志賀は、今回のプロジェクトは全て震災や津波などが着地点ではありません、と語っている。それは、私たち作品を見る側に一人のアーティストの強い意志を感じさせるものであり、個展に向かっていくその姿をそして作品を、こちらもしっかりと見届けてゆきたいと思う。

また、仙台から車で30分ほど離れた塩釜市にあるアートスペース「BIRDO FLUGAS」(ビルド・フルーガス)の活動も紹介したい。塩釜は港町にもかかわらず、沿岸部の中では比較的被害の少なかった地域だが、それでも建物1階部分は女性の背丈程まで浸水したという。幸いにも2006年にオープンした新しい建物であったため、1ヶ月後に筆者が訪問した際には津波の影響を感じさせないほど奇麗に整理されおり、代表の高田彩さんは既にアーティスト仲間らの協力を得て、避難所の子どもたちへ文房具を届ける活動や、段ボールにアーティストが絵を描いて物資の整理に活用してもらう活動を展開していた。また、2007年より継続している子ども向け出張ワークショップ「飛びだすビルド!」も再開し、避難所や仮設住宅を回っている。

他にも多くのアーティストが一人の人間として被災地でのボランティア活動に加わっており、その中からアートとも呼び得る活動が始まっている事実もお伝えしたい。若干23歳の若手アーティスト・北澤潤は、福島県北部に位置する新地町というところで、4月から災害ボランティアセンターのスタッフとなり、日々刻々と変化する被災者ニーズの中、仮設住宅でのサロン担当という役割を担っている。彼はこれまで、地域社会に寄り添うように、島、村、家、民、などをキーワードとした小さな日常をつくりだすプロジェクトを行ってきたが、そこで培ってきた経験とノウハウを活かし、「マイタウンマーケット」という活動を始動させた。これは、仮設住宅のなかで市場(いちば)を開くというもので、仮設住宅の集会所を拠点に、市場の基本となる敷物を編むところからはじめ、住民たちと対話の中で出店者を募り、少しずつ集まった出店者とともに町のパーツ(役場、郵便局、学校、八百屋、喫茶店、交番、理髪店、映画館など)を考え、<マイタウンマーケット>におけるお店としてつくりあげていくというものだ。第一回目の市場は7月に予定しているそうなので、筆者もぜひその様子をのぞきに行きたいと思っている。


●3331 Arts Chiyodaと震災─東京のアートセンターにできること

3331では震災直後、3331入居団体を中心に声掛けをし、「緊急オープンミーティング─いま私たちにできること」を開催。直前告知にもかかわらず、施設利用者を中心に60人ほどの方が参加してくださり、今それぞれが思っていることを話しつつ「3331 Arts Chiyoda」にはいったい何かできるのだろうか、という話し合いの場を設けた。結果、3331のスペースを、アーティストやデザイナーといったクリエイティブな表現を行う方達に開放し、復興支援のために利用してもらおうということになり、4月2日、3日に、体育館を使ったイベントを行ったほか、7月10日までの展示室のスケジュールを全て延期し、「東日本大震災復興支援 Arts Action 3331」と題して、アートやデザイン等による復興支援の活動を展開する方たちへメインギャラリーを無償で提供している。
また、9月より開催の光州デザインビエンナーレへの参加が決定しており、東日本大震災に関係した展示を予定しているので、ぜひ足を運んでいただきたい。


以上が、震災から3ヶ月のアートをとりまく状況の一端である。紙面の都合上書けなかった活動も多くあるが、被災地では復興ではなくライフラインの復旧さえままならない地域も多く存在している。引き続き、韓国のみなさんからの中長期的な支援あるいは注目をお願いしつつ、ひとまずの報告とさせていただきたい。

2011.06.19

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●3331 Arts Chiyodaとは?
3331 Arts Chiyoda は、2004 年に廃校となった旧練成中学校を改修して2010年に誕生した公設民営のアートセンター。ギャラリーやカフェ、クリエイターの事務所などが入居し、さまざまな分野の人が出入りすることも3331 Arts Chiyoda の魅力のひとつ。こうした環境をいかすべくスクーリングプログラム「ARTS FIELD TOKYO」やアーティスト・イン・レジデンス事業「AIR 3331」等も展開している。
多くのイベントや展覧会を通して、さまざまな表現を発信する3331は、東京だけでなく、日本各地や東アジアそして世界中をつなぐ「新しいアートの拠点」となることを目指している。
http://www.3331.jp/

●長内紹介(おさないあやこ)
1976 年北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。フリーランスのデザイナーとして活動の傍ら、2004年、アーティストの岩井優らとSurvivart (サバイバート)を立ち上げ、トークや若手アーティストの展覧会を企画。一方で、日韓交流展「POINT」(韓国:Alternative Space LOOP、日本:京都芸術センター)、「Re:Membering」(韓国:Doosan Art Center 他)ではアシスタント・キュレーターを務めた。3331では、プログラム・コーディネーターとして主催事業のコーディネート等を担当している。

千代田芸術祭2011、出品者募集中です。

JULY 19, 2011 4:21 PM / CATEGORY:

昨年の「千代田芸術祭 3331 アンデパンダン」に続き、今年は「千代田芸術祭 2011」を開催します。

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<今年は何が違うの?:その1>

昨年は1階ギャラリー内に留まっていた「3331 アンデパンダン」ですが、2011年は展示部門=1階ギャラリーステージ部門=1階コミュニティスペースマーケット部門=屋上での開催になります。

◎展示部門では、A枠・B枠をご用意しました。それぞれの規定に納まるサイズであれば、組作品もOK!

◎初めての試みとなるステージ部門「おどりのば」は、5分・10分・15分以内の作品を募集しています。我こそは "身体をつかった表現をしている" と思われる作品のご応募をお待ちしています。

◎マーケット部門「Whole Arts Market」も今年初の試み。夏は暑い、だから太陽の下で作品、小物、グッズ、アートブックなどを販売してみませんか?(雨天時は体育館)


<今年は何が違うの?:その2>
募集締切を早めに設定しました。8月1日(月)必着です。
出品者のみなさんのお名前が入ったチラシをご用意したいと思っています。
大変です!締切まであと2週間をきっていますね!
ご応募はお早めに。


<今年は何が違うの?:その3>
2年目の今年は、昨年の改善点を活かしていろいろな面で向上しています。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
昨年の様子はこちらから。→ 昨年の様子


素敵な作品にお会いできるのを楽しみにお待ちしております。


3331 おおぞね

明後日朝顔観察日記、はじまります。

JULY 19, 2011 2:09 PM / CATEGORY:

今日は3331 ご近所の昌平小学校1年生が明後日朝顔の観察にきてくれました。

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普段は大人たちの打ち合わせ場所になっているコミュニティスペースが子どもたちでいっぱい。

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水撒きのやり方を伝授。みんなでホースを奪い合っています。
お水をあげるときは、朝顔の根っこまで水が届くように、土にたくさんのお水をあげてください。
それから、葉っぱにもお水をあげるのを忘れないでね。

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朝顔のプランターは全部で20コ。そこから3本ずつ、全部で60本のロープが伸びています。
昌平小1年生38名には、それぞれ1本のロープが割り当てて、それぞれに「あさがおのなまえ」をつけました。
残りのロープには、3331 スタッフのみんなで名前をつけました。
自分のロープにいくつの朝顔が咲いているかを数えて、3331 特製 朝顔シールを大ガラスに貼って観察をしてきます。

P1130801.JPG 見えますか?画面の中央あたりに朝顔シールが!

今はまだ何もないのですが、、、、、、
このあと、1〜60までの番号と60本分のロープが大ガラスに登場します。
(準備が整い次第)やってみたい、という方の参加もできますので、ぜひ受付までお問い合わせください。

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昌平小学校の児童たちが、朝顔のお世話を一通り済ませた後の様子。

3331 のスーパーおねえさん どんちゃん (と小さい子に呼ばれています)が館内一週ツアーをしてくれました。
2階や3階では、いろんな人が働いているらしいよ、ということで、
驚いた場合には口を手で塞ぐように先生から指示が。
展示入替中の1階ギャラリーを通って階段で2階、3階、屋上へ。
屋上の芝生に「ボンドソウ」というのが生えている!と大盛り上がり。
葉っぱをちぎると白い「ボンド」が出てくるらしい。これは本当の名前でしょうか?
屋上からエレベーターで1階へ降りて、かえるステーションへ。
今日は特別ルールを使って、手のひらサイズのおもちゃまでなら交換できることになりました。
おもちゃをゲットしたあとは公園で走り回って、最後に朝顔のまえで記念撮影。

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大きく育ちますように。
今年はいくつの花が咲くのか、楽しみです。


3331 おおぞね

ふくしまの声を紡ぐ〜 PRAY+LIFE 制作の冊子、ただいま配布中!

JULY 15, 2011 6:35 PM / CATEGORY:日記

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先日7月10日(日)まで、3331メインギャラリーにて開催していた東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」にもご参加いただいた、いわき市在住の画家/デザイナー、藤城 光(ふじしろ・ひかり)さんが立ち上げたプロジェクト「PRAY+ LIFE(PRAY for a future + LIFE is coming back)」制作による、11人のいわき市民へのインタビュー冊子を、本日より3331にて配布開始しました。

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ふくしまの声を紡ぐ
3.11、福島県にいた。
変化した日常は日々何かを突き付け、
その中で1人1人が精一杯生きているのを感じ、
住人としてその姿を少しでも残しておこうと思った。
多様な価値観。それぞれの人生の選択。1つ1つの声。
小さな小さなことかもしれない。
でもそれらすべては、未来の欠片でもあり、
いつでも、どこにでもおこりうる出来事でもある。


3.11。私が住む福島では、地震、津波、そして原発事故が起こり、一瞬にして姿を変えた日常は、日々、何かを突き付けました。
そして、様々な人が様々な想いで立ち、事情、環境、情報源、家族、友人など、数えきれないものが重なり入り組んだ中に私たちが生活していることを感じました。そこには、何が正しくて何が間違っているのかといった理論や判断を越えたところにある、人の生きる姿そのものがありました。

私は、時間とともに消えてゆく体験や想いを少しでも記録として残していこうと思いました。
出来る限り同じ人間としての顔が見える形で残したい。そう思い、個人への聞き取りをし、1人1つの話という形式で残していくことを始めました。

もちろん、聴くことが出来る内容も伝えられる事も物事の一端でしかありませんし、ほんの僅かでしかありません。誰かが傷ついてしまうこともあり、そのことに対する気持ちの揺れは消えません。もう忘れたいと言う方もいます。それでも形にすることにしたのは、出会う一人ひとりがままならない中であっても魅力を放っており、存在そのものが力であるということ、それが未来へ続く今を作りだしているようにも感じたからです。

またこれは、いつでもどこにでも起こりうることでもあり、福島在住の一生活者の視点で残す事で何かの参考にもなればとも思います。

お話下さった方々の気持ちに心からの感謝をするとともに、これらの声が、これからの日々に繋がっていくことを祈ります。

藤城光

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還ってくる未来のために
-藤城光のイマージュの手紙

                港千尋

学者は言う―時計の針は戻せないと
そうだろうか、もしそうなら光は過去へと戻れない
ならば見つけよう、花びらと瓦礫のあいだに書かれた
未知の言葉を。

想起の「時」を引き受け、いまひとたびの希望を
見つけよう。
細部に宿る色のなかに
波の飛沫に
瞳の底に

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昨年より3331地下の、AFTスタジオコース利用者でもある藤城さんは、現在も東京といわきを往復しつつ、週に一度は時間をみつけてインタビュー撮影を行っているそうです。こういった活動が長く続くよう、3331としても応援してゆけたらと思っています。

今週末の THE TOKYO ART BOOK FAIR 2011 会期中は、3331 GALLERY 前に臨時出店中のショップで配布しております。(TAKE FREEです!)
その後も、館内にて配布予定となっておりますので、ぜひお手に取ってみてください。

3331 おさない

全国のアート&カルチャー系フリペを集めた、3331 LIBRARY がオープン!

JULY 15, 2011 3:04 PM / CATEGORY:日記

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先月6月26日、3331は一周年を迎えました。それにあわせて1階のコミュニティスペースと3331 GALLERYの間の空間に生まれたのが『3331 LIBRARY』です。

◎3331 LIBRARY とは?
「東京─地域」双方向の交流を生み出し、新たなコミュニティやネットワークを生み出すことを目的に、全国のアート&カルチャーシーンを紹介するフリーペーパーを集めました。全国各地から発信される"声"をお届けします。

現在は、各地域で発行されている無料の定期刊行物やZINEなどが閲覧可能となっています。基本的には閲覧のみで持ち帰りはできませんが、大量部数お送りいただいているものについては、TAKE FREEコーナーからご自由にお持ち帰りも可能です。

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左手前がスタッフのいちおしコーナー、右側が地域ごとに分別された棚、奥がTAKE FREEコーナー。

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座ってゆっくり閲覧可能なスペースもあります。

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TAKE FREEコーナーにある現在のおすすめは、特定非営利活動法人BEPPU PROJECTが編集・発行する「旅手帖 beppu vol.1 2011夏号」(http://beppu.asia/)です!

ご存知の方も多いと思いますが、大分県別府で始まったアートプロジェクト<BEPPU PROJECT>に関わる方たちが、別府の魅力を様々な切り口で紹介している観光ガイドブックです。まだ在庫はございますが、ご希望の方はなるべく早めに3331へお越しください。そしてこの冊子を実際に携えて、別府への旅に出てみてはいかがでしょうか?

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他にも魅力的な全国のフリペが本当にたくさんありますので、明日16日(土)から3331にて開催のTHE TOKYO ART BOOK FAIR 2011にお出かけの際には、ぜひ 3331 LIBRARY にもお立寄いただけたらと思います。

3331 おさない

本日からロスでLittle Tokyo Design Week(LTDW)開催!

JULY 14, 2011 4:58 PM / CATEGORY:日記

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本日7月14日(木)より、アメリカはロサンゼルスのリトルトーキョーシティで、日本人建築家の阿部仁史さんが総合プロデューサーを務める、Little Tokyo Design Week(LTDW)がスタートしました!
3331 Arts Chiyoda デザインディレクターをつとめるASYLの佐藤直樹さんが3人のクリエイターを選出し、コンテナを使った展示を行っています。お近くにお住まいの方や、現在LA旅行中の方は、ぜひ足を運んでみてください!

会期:2011年7月14日(木)〜17日(日)
会場:リトルトーキョーシティ(ロサンゼルス)
参加クリエイター:
森本晃司:Visual Art Box「Genius Party #5 "次元爆弾"」
NOSIGNER:Design Box 「OLIVE - Open designs & ideas for earthquake survivors -」
exonemo:Media Art Box 「DesktopBAM」

http://www.ltdesignweek.com/
http://twitter.com/#!/LTDesignWeek

Presented by 3331 Arts Chiyoda
Director:佐藤 直樹 (ASYL/CET/3331)
Curation&Coordination: 池田 史子 (gift_lab) /塚田 有那
Exhibit Design:後藤 寿和(gift_lab)

3331 おさない

3331募金箱へ集まった義捐金の、第二回寄付完了のお知らせ

JULY 14, 2011 3:27 PM / CATEGORY:レポート

3331募金箱へ集まった義捐金の、第ニ回目の募金を「日本赤十字社東日本大震災義援金」宛に、7月11日付けにて振り込みました。

振込金額:582,738円

内訳:
・4月5日から7月10日までに、3331入口へ設置した募金箱へ集まったお金
東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」へ参加した企画からお預かりした義捐金および、企画へご来場いただいた方からの募金


なお、「Arts Action 3331」参加企画の中には、各企画の主催者の方が、独自に支援先を選び振込を完了させた場合もございます。以下が企画ごとの一覧となります。(

ミャンマーの竪琴 チャリティーコンサート「サウンガウのゆうべ」:参加費収益全額 73000円を「とりら岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」へ寄付致しました。

「そこから虹は見えるか? -Japan earthquake/ tsunami benefit: Art across the ocean-」:岩手県災害義援金募集委員会 宮城県災害対策本部 福島県災害対策本部 の3カ所へ、それぞれ9万円ずつ合計27万円を寄付致しました。

Live x Light ● 311: Photo by Shinichiro Sugama:ポストカード、CD等の販売収益の合計5​6,849円を日本赤十字社に寄付致しました。

「一枚の絵の力 Power of a Painting」:展示エリア付近に設置したオリジナル募金箱へいただいた募金は14,148円となりました。端数を足した15,000円をアートNPOエイドへ寄付致しました。

「Dance Action 311」:ダンス会場入口に設置した募金箱への寄付、125,219円全額を仙台市市民文化事業団へ寄付致します。

META3331:うちわの販売によって得た収益45000円を全額、文化庁の震災被災文化財の修復支援へ7月14日付けにて寄付致しました。

「変わらないひとびと」:ポストカード等の収益の合計71,126円から、35,000円を大船渡市災害対策本部、36,126円を陸前高田市災害対策本部に寄付致しました。

DAYLILY ART CIRCUS 2011 :Tシャツの販売分11500円は3331募金箱へ。また、展示エリアに設置した募金箱への寄付4253円は、日本赤十字社へ別途寄付致します。

チャリティーライブ「3, 1 and 2」:合計32000円の寄付を以下の4団体へ8000円ずつ寄付を致しました。

・岩手県野田村下安家地区の漁師の方の写真と仲間で漁船を購入する為の活動
http://blogs.yahoo.co.jp/matutake931
・南風食堂・三原寛子さんたちによる食・子供・地方工芸をテーマに支援を行う「まんまる」の活動
http://ameblo.jp/ooo-manmaru-ooo/entry-10878928676.html
・宮城県塩竈市の「ビルド・フルーガス」の活動
http://blog.birdoflugas.com/
・宮城県気仙沼市での画家・奥原しんこさんの活動
もと薬局のビルを大阪grafの方々とともに改装、こどもたちの集会所にするなど
のプロジェクトが進行中です。

募金等へご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。


Arts Action 3331 担当 おさない

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2011 間もなく開催。

JULY 14, 2011 10:57 AM / CATEGORY:

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2011 が今年も3331 を会場に開催されます。
3331 では昨年に引き続き、2回目の開催。
昨日より搬入開始で、本日も引き続き搬入作業中。

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開催期間は7月16日(土)~7月18日(月・祝)の3日間。
イベントなどの詳細に関しては、こちらをチェックしてみてください。 → ZINE'S MATE

3331 でも、3331 GALLERY 前でブースを出店します。
これまでの展覧会カタログや、オリジナルTシャツなども販売予定です。
お楽しみに。


3331 おおぞね

明後日朝顔プロジェクト in 千代田<観察日記>花芽が出ました!

JULY 11, 2011 7:06 PM / CATEGORY:日記

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かき氷が恋しい季節、みなさんいかがお過ごしですか?

さてさて本日は、昨年に引き続き3331の入口ウッドデッキで展開中の、日比野克彦さんによる「明後日朝顔プロジェクト in 千代田」の成長記録をお伝えします。
今年はやはり2年目ということで、昨年の失敗(土が少なかった、水が足りなかった)を克服し、昨年よりも葉が茂っていたる所からツルがのびて、元気な様子の明後日朝顔たち。

最近は猛暑が続いていますので、3331では朝と夕方に水やりをするのですが、今日は神田五軒町の町会の方も3331前の練成公園の花壇に水やりをしており、ちょっと立ち話。「そろそろ花芽が出てもいい頃なんだけどなぁ〜」とおっしゃるので、探してみると......

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ありました!花芽!
町会の方いわく、花をたくさん咲かせたいなら、途中から出てくるツルは剪定したほうがいいとのことでしたが、さてどうしたものか。日比野さんに相談してみます。

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7月11日(月)現在、ロープを上るツルは、一番高いところまで、約3mくらいにはなりました。
今年はどのくらい種が収穫できるのか、楽しみ楽しみ。

3331 おさない

3331屋上オーガニック菜園 9月からの利用者募集開始しました

JULY 7, 2011 7:33 PM / CATEGORY:屋上オーガニック菜園

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7月に入り、暑さが厳しくなってきました。野菜たちも暑さに負けず、すくすく育っています。

さて、屋上菜園は7月末の活動日を終えると、9月まで土作りのため約1ヶ月の休耕期間に入ります。
畑を一旦まっさらな状態に戻して栽培に一区切りがつくこともあり、9月から一緒に野菜を作りたい!という新規利用者を追加で募集いたします。

9月からは冬野菜の栽培も始まります。昨年はブロッコリー、ハクサイ、シュンギクなどを栽培しました。
土いじりが好き、自分で野菜をつくってみたい、有機栽培にちょっと興味がある...そんな方は是非この機会にお申し込み下さい!

概要
利用契約期間:2011年9月1日~2012年1月下旬まで
応募締切日:7月25日(月)
お申込み:アーツ千代田3331受付またはホームページ上で配布中の申込用紙に必要事項を記入の上、郵送またはFAXにてお申し込み下さい

チラシPDF

料金、お申込み方法など詳しくはこちら


菜園STAFF よしみや

屋上オーガニック菜園 第4回活動日 収穫祭まであと1ヶ月です!

JULY 5, 2011 12:00 PM / CATEGORY:屋上オーガニック菜園, 日記

◆活動日の様子
6月26日(日)は屋上菜園の第4回活動日でした。


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連日の暑さに負けないよう、いつもより早い8時半から活動スタート。
今日の主な作業は、育ってきた野菜たちの管理、そしてお楽しみの収穫です!

こちらはトマトの様子。黄色い花や青い実も見られるようになってきて、食べられるようになるまであと少しですね。


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今回は「わき芽かき」を行いました。中央の一番太い茎(主茎)と横に伸びる芽(主芽)の間、葉のつけ根から出てくる「わき芽」を摘み取ります。こうすると栄養が行き渡りやすくなり、実がよく生長するそうです。また、風通しがよくなるので病気を防止する効果もあります。

バジルは育ってきたら先端を摘み取る「摘芯」を行います。こうすると葉がどんどん増えて、沢山収穫できるそうですよ。収穫した葉は、生はもちろん、乾燥させたり、ソースにしたり...楽しみ方もいろいろです!


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エダマメやインゲンにも実が。このほか、ミニダイコンやチンゲンサイ、ズッキーニなどが収穫できました。


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最後にはもちろんたっぷり水をあげて、本日の活動は終了です。皆さん暑い中お疲れ様でした。


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来月7月は、いよいよ収穫祭です。夏に畑を休ませる前にとれた野菜を食べながら楽しみましょう!スタッフがイベントを企画中ですので、どうぞお楽しみに!

菜園STAFF よねくぼ・よしみや

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