暑いですね!
夏休みに入り、3331にも少しずつ遠方からのお客さまが増えてきています。
この前は「現代アート大好き!」な12歳の少年が
関西からご家族と一緒に展覧会を観に来てくれました!
なんと「誕生日プレゼントの代わりに藤浩志展を見に行きたい!」だなんて......。
嬉しいですね。
さて、今回は「藤浩志の美術展」で実現した、
株式会社ナカダイとのコラボレーションについてご紹介します。
まずはラウンジの「素材体験エリア」から!
ここではキャップでできた「ころころプール」、
LANケーブルでできた「くしゃくしゃプール」、
そして壁一面がホワイトボードでできた「しろいかべ」で自由に遊ぶことができます。
▲「ころころプール」と「しろいかべ」。
「ナカダイ」とは??
今回のナカダイとのコラボレーションは、
ほかでもない、藤浩志さんの熱いオファーから始まりました。
藤さんとナカダイの出会いは約1年前。
「あれほどニコニコしながらナカダイのマテリアルを見つめた人はいません。
あれほど興奮した人もいません。
そして初めて会ったのに、あれほど"共通語"で話せた人もいません」(株式会社ナカダイ 中台澄之)
「実は、ナカダイとは是非一緒に仕事をさせてもらいたい。
いつか体験入社して、いろいろ学ばせてもらいたい」(藤浩志)
こうしてお互いの思いが重なり、今回の企画へとつながったのです。
株式会社ナカダイは、群馬県前橋市に本社を置く、産業廃棄物・一般廃棄物の処分業者です。
特に前橋の中間処理工場にある「モノ:ファクトリー」では、
毎日運び込まれる使用済み製品、在庫処分品、製造ラインから落ちた部材などを
素材として保管し、一般公開しています。
"これまでの「廃棄」を新しい価値の「生産」へと転換する21世紀型モノづくりの拠点"
として、デザイナーやアーティスト、建築家と一緒にワークショップなども行なっています。
「ナカダイの産業廃棄物日記」は必見!
http://www.axisjiku.com/jp/column_nakadai/
珍しい素材やプロダクトが手に入る!
今回3331では、素材体験エリアのほかにも、
ナカダイの素材を購入できる「3331素材市」もオープン!
ほかでは手に入らない、希少な素材を量り売りしています。
▲こちらは強化硝子を割った、クラッシュガラス。
▲人気商品の試験管!未使用です。
そして、3331のショップ「3331 CUBE」では
ナカダイの素材を元につくられた、アイデアあふれるオリジナルプロダクトも販売しています!
▲ジュエリーブランド「joejoe」の真鍮製リング(デザイン=岩井エリカ/6,300円)。
▲アルミサッシの端材を生まれ変わらせた「Sash brooch」(デザイン=村瀬熱紀/4,200〜5,250円)。
こうしたナカダイのマテリアルが触れる/手に入るのは
藤浩志展と同様、9月9日(日)まで!
手芸、工作、機械いじりなど、ものづくりが大好きな人にとって
この夏、3331はまさに楽園です。
刺激されること間違いなし!
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「藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション
〜なぜこんなにおもちゃが集まるのか?〜」関連
株式会社ナカダイ×3331 Arts Chiyoda
http://fuji.3331.jp/nakadai/
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※いま、群馬県前橋のモノ:ファクトリーでは「産廃バケーション」と題し、
さまざまなイベントを行なっています。
http://monofactory.nakadai.co.jp/events/vacation2012/
3331 かえるスタッフ
いよいよ夏休みが始まりましたね!
そんな夏休みにぴったりの展覧会、
「藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション」が先週オープンしました!
いろいろな「かえる」が集結したこの展示、
今回はそのほんの一部をご紹介します!
"変える"!!
エントランスでは、
これまでさまざまな場所で
意識、関係、廃材、地域を変えてきた、
特異な美術家・藤浩志さんの活動を紹介しています。
藤さんが生まれてからこれまでに至る活動をたどりながら、
場所や人、できごとがつながり、連鎖を生み
複雑に絡みあう様子を図式化しています。
エントランスのトンネルを抜け、右に進むとそこには巨大な龍!
「青森ねぶた」1台分の廃材を使って制作しました。
藤さんはお祭りのあと、和紙、針金、木材、ネジなど素材ごとに分別し、
2体の龍をつくりました。
こちらは「飛龍」。
龍のスペースに続く、隣のエリアは新作インスタレーション!「風景--なぜこんなにおもちゃが集まるのか?」。
その名の通り、おもちゃでつくられた色とりどりの風景が広がります。
足下にはお城や恐竜。頭上には鳥が飛んでいます。
"考える"
奥の部屋は藤さんの貴重な映像が見られる、かんがえるエリア。
ぬいぐるみをクッションにして見る映像は
藤さんが"美術とは何か"を核心した「ヤセ犬」について。
蓮の葉を座布団にして見る映像は
1トンのお米をカエル型のおにぎりにしたプロジェクト「お米のカエル物語」。
"換える"
ワークショップエリアでは
おもちゃを使ったワークショップをほぼ毎日開催しています。
(ワークショップのスケジュールはコチラ→http://fuji.3331.jp/ws/)
そして!おもちゃを交換できる「かえっこ」は会期中毎日できますよ〜!
おもちゃを持って来ていないけれど「ポイントほしい!」「かえっこしたい!」という場合は、
お片づけやおもちゃ並べなどのお手伝いでポイントがたまります!
(「かえっこ」とは?:http://www.geco.jp/kaekko/)
そして"買える"
会場内の作品のうち、
天井から吊るされた作品のほとんどは入札形式のサイレント・オークションにて買うことができます。
なんとあの「トイ・ザウルス」も!
床に作品番号が書いてあるので、欲しい作品はチェックして
出口で入札してくださいね。
"帰る"前には
本展オープンと同時に発売された、
『藤浩志のかえるワークショップ』も買ってケロ!
藤さんをはじめ、「かえっこ」を通じてさまざまな人が生んだ
"かえる"手法が詰まった一冊です。
いま買えるのはここだけ!
なぜ、こんなにおもちゃが集まるのか?
その謎を解く鍵が随所にある展示、
なにかが"かわる"、なにかを"かえる"一夏になりそうです。
待ってるケロ☆
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藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション
〜なぜこんなにおもちゃが集まるのか?〜
会期=7月15日(日)〜9月9日(日)
時間=12:00〜19:00(入場は閉場30分前まで)
休場=毎週火曜日/8月13日(月)〜16日(木)
そのほか詳細は→→→→http://fuji.3331.jp/
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3331かえるスタッフ
屋上オーガニック菜園の夏といえば、みなさまお待ちかねの収穫祭!
7月22日(日)には、屋上オーガニック菜園 夏の収穫祭「みんなで楽しむサマー・ホリデー」を開催しました。
今回みなさんに召し上がっていただいたのは、有機野菜を使ったオープンサンドイッチ。
新鮮な夏野菜をサンドするパンは、神田明神のすぐ近くにある三井製パン舗さん特製の
おいしい全粒50食ぱんやカンパーニュです。
他にも3331スタッフおすすめのラタトゥイユや、3331のプリモ・BBQソムリエ(!?)である
統括ディレクターがダッチオーブンで作ったチキンのビール煮など、夏らしい料理がもりだくさん!
▲ こちらは特別ゲストとしてライブパフォーマンスを披露してくださった唄ユニット「しのくに」のお二人。
透明感のある優しいハーモニーが、薫風のようにふんわりと場内を広がってゆきました。
▲ そしてお待ちかねのデザート、どーん!! 3331スタッフ内のぷるぷる大臣(!?)が作ったスペシャルゼリー、
その名も「なぜこんなにゼリーが集まるのか」です!
なんとゼリーの中には果物の他にも、ハートや星型に型抜きされたゼリーが入っています!
なお、今回の収穫祭では参加者のみなさんに名札をつけていただいたのですが、
お名前の他に好きな野菜を書いていただけるようにしたところ、さまざまな野菜名がかえってきました。
というわけで、「屋上菜園利用者が選ぶ、好きな野菜ランキング」の発表ですー!
第5位...エダマメ 5票(ビールには欠かせませんね)
第4位...にんじん 6票(意外にも好感度が高い!?)
第3位...じゃがいも 8票(実はいろんな色があります)
第2位...ナス 9票(油との相性ばつぐん)
そして栄光の、第1位は.........トマトでーす!
夏野菜の定番、やはり強し!
みなさま、お楽しみいただけましたでしょうか?
3331よねくぼ
今年もやります!
2010年からスタートした参加型のアートフェスティバル『千代田芸術祭』。
その展示部門「3331 アンデパンダン」は無審査方式の展覧会で、
応募すれば3331のメインギャラリーで作品展示ができるというもの。
さらに、3331では作家の活動支援も行なっており、
会期中の来場者投票と公開講評会での審査員票、3331スタッフによる審査によって
選出された作品は、2013年(予定)に3331で展覧会を開催できます!
『3331 アンデパンダン』では、応募期間延長につき
8月5日(日)まで申込可能となりました!!!
『3331 EXPO』と題した2012年のテーマは、"対話ができる場の創出"。
展示するだけでなく、作品をきっかけに繰り広げられる
来場者や審査員との対話は、あらためて自分自身の表現を見つめる
貴重な機会ともなります。
平面、立体、映像、インスタレーションなど、
応募作品のジャンルは問いません。
表現に携わる人ならば、展覧会で出会った作品や作家に衝撃を受け、
頭がクラクラするような体験をしたことがあるはず。
アートで何かを変えたい人、
表現の力で未来を切り開きたい人、
とにかくつくることが好きな人......
そんなあなたの作品が、『3331 EXPO』を訪れる"誰か"の
頭をクラクラさせるかもしれません。
第一線で活躍する審査員たちも、そんな体験を待っています!
[展示部門「3331 アンデパンダン」審査員]
青木淳(建築家)
東谷隆司(インディペンデント・キュレーター)
クワクボリョウタ(メディア・アーティスト)
齋藤芽生(画家)
佐藤直樹(ASYL アートディレクター、3331 デザインディレクター、多摩美術大学准教授)
塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト] ディレクター)
中村政人(アーティスト、3331統括ディレクター)
森裕一(MORI YU GALLERY 代表)
「3331 アンデパンダン」
応募締切は8月5日(日)必着!!!
こちらのフォームからお申込ください。
みなさまのご応募をお待ちしております。