3331 STAFF BLOG > JUNE 2011

ウッドデッキで発見!

JUNE 28, 2011 5:59 PM / CATEGORY:

3331 は6月26日(日)、全館グランドオープンをしてから一周年を迎えました。
この一年、3331 に足をお運びくださったみなさま、ありがとうございました。
これからも、どんどん足を運んでください。
入口横のコミュニティスペースは、しばらく一周年仕様にしております。
天井からかわいいものがぶら下がっています。
ぜひ、見に来てくださいね。
*一周年の様子は、後日。

朝顔と都倉.JPG

今日は、ウッドデッキで発見したものをご報告。
明後日朝顔の苗が、とうとうロープにツルを巻き始めました!
今年は、1mごとに目印をつけています。
屋上まで伸びると何mになるでしょうか?

ぜひ、数えてみてください。

3331 おおぞね

AFTスタジオコース作家によるごあいさつ展 『Hello!』開催中!!

JUNE 26, 2011 2:19 PM / CATEGORY:AFTお知らせ

本年度から新設したB1Fにある「AFTオープンスペース」。
現在、このスペースでは4名の作家が展示を行っています。

彼らは、24時間利用できる共有アトリエにて勢力的に
作品制作を行う「AFTスタジオコース」のメンバー。
今回の展示はタイトル『Hello!』のとおり、4名のアーティストのお披露目展となります。そこで、今日のblogでは彼らの素顔をのぞいてみます!

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まずは、彼らのアトリエをのぞいてみると......。
設置を終えてひと段落?と思いきや、黙々と制作中。
年齢もキャリアも、表現方法も異なるメンバーたちですが
こうしてアトリエを共有することで刺激にもなっているようです。

この日、ライブペインティングのために筆を
キラッキラにデコり中だったのは田口有希さん。
展示空間のいちばん手前にあるのが、彼女の作品です。
虫かごを思わせるフレームのなかに描かれた
光に集う虫たちの美しい姿が目を引きます。


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ふと目をやると、隣には薄い布が幾重にも重なる岸ナイルさんの作品が。
「今回の作品のコンセプトは?」と尋ねると、ナイルさんからは
こんな言葉が返ってきました。

「いま、なにかをつくるとしたら前向きな光のようなものが見たいし、
つくることで祈り、願いたいと思いました。
正直、これまで制作してきたような動機付け(疑問や問題意識)など、
どうでもいいと......。
とても抽象的なことかもしてませんが、はじめて自我(?)のようなものを
離れて作品をつくったような気がしています。
ある石巻出身のアナウンサーが言いました
"私たちは、何かをしてほしいわけではありません。
ただ、私たちの最後のひとりが立ち上がるまで
ずっと見守り続けてほしいのです"と。
遠く離れているけれど、実際には何の力にもなれないけれど、
心だけはずっと寄り添っていたい。そんな気持ちでつくりました」

そして、現在いわき市で制作活動を行っている藤城 光さんの作品。
いまから約3ヵ月前、彼女はそれまでと同じように作品制作を行っていました。
そこへやってきたあの地震、津波、さらに原発......。
つくりかけの作品は、倒れてきた本棚に壊され、画材の溶かした土が
床に広がりました。
目の前に起こり続ける物事への無力な焦燥感と悲しみ、
制作に向かえない悔しさを抱えながら、藤城さんは隙間を埋めるように
ボランティア活動をしていたと言います。

今回展示されている作品についてのコメントを求めたところ、
藤城さんは「少し考えさせてもらってもいいですか?」と答えて
後日、こんな言葉を届けてくれました。

震災から少しして、瓦礫の土地を踏んだとき
なにもないように見える風景が語りかけてくれるように思いました。
サインのようにそこに残ったもの、かえっていくものたちが発する気配、ニオイ、小さな芽吹き。
生と死、よろこびと悲しみ、痛み、ここにあった人生、これからも続いていくであろうこと......
汚染された地で生きる人々が抱えるもの、幾多もの感情に
涙が流れました。

なぜ私はこの場所にいるのだろう?
なんで生き残ったんだろう?
ここでなにをしているんだろう?
答えのない問いが繰り返されるなか、あるときふと懐かしいような風景がよぎり、
私は不思議と安らいだ気持ちになりました。
曖昧で、揺らぎ、ときに見え隠れするもの。
それらは何か希望のようにも感じ、私は描きはじめました。
そして、気がついたら3.11のときに制作しようとしていた作品をつくっていました。
赤い土をキャンバスに塗りながら、
私のこの血のなかに、たくさんの命が繋がっていることを思いました。


そして最後は、光を扱う松尾宇人さんの作品。
異なるリズムを持つ光が、大きな円のなかで重なり合い
その重なった瞬間だけ「白」になります。
作品のタイトルは『a planet』。
いくつもの光がレイヤーのように重なるその様は、
まるで私たちの住む世界がそうであるかのようです。
独立しているけれども、どこかで繋がっていて、
ある瞬間にお互いに影響し合っていることを知る。
松尾さんは今回の作品制作について
「自分のなかにあるものを確認したい」という思いがあったそう。

今回展示されている作品はすべて新作です。
"お披露目展"のため、共通のテーマを設けているわけではありません。
しかし、展示を見ていると
4つの作品は不思議とひとつのテーマで繋がっているようにも思えます。
ぜひ、その"繋がり"をその目で見つけてください。

7月10日(日)まで、地下AFTオープンスペースにて開催中です!

明後日朝顔プロジェクト2011 千代田、はじまりました。

JUNE 8, 2011 4:16 PM / CATEGORY:

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明後日朝顔プロジェクト2011 千代田、はじまりました!
昨日6月7日(火)、日比野克彦さんと五軒町町会のみなさん、近くの小学校児童たち、
チーム・ヒビノ、3331 のスタッフみんなで明後日朝顔の苗植え・ロープ張りを行いました。

● この日までの出来事その1
昨年使った土を再利用してもっといい土にするためにはどうしたらよいか?
ということを、五軒町の町会長さんの指導をいただきながら
普段はPCに向かっての作業が多い3331 スタッフに声をかけて、
あるときは大量の土をふるいにかけ、あるときは太陽の下で土と肥料をまぜて土づくりを行う。

● この日までの出来事その2
朝顔プランターを修理したり、乾かしたり。
ロープを屋上に運んだり、屋上から1階ウッドデッキまでの長さを確認したり。

● この日までの出来事その3
たくさんの汗を流しました!


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町会長さんはじめ、多くのスタッフの協力を得て「いい土!」が出来上がったので、
今年はもしかしたら屋上階まで朝顔が伸びるかもしれません。(希望)
ツルがどこまで伸びたかが分かりやすいように、1mごとにロープに毛糸を巻き付けました。
ぜひ、ツルの長さを測ってみてください。

*毛糸の話
この、ロープにメモリ毛糸を巻き付ける、というのは
同じく明後日朝顔プロジェクトを行っている水戸芸術館で考案されたようです。
茨城へ行く用事のあるかたは、ぜひ水戸へ、水戸芸術館も立ち寄ってみてください。


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今年のプランターの数は20。
それぞれに5つの苗を植えたので、総勢100の朝顔苗がプランターにおさまりました。
もちろん、2010年に宇宙を旅した「宇宙朝顔」プランターもあります。
宇宙朝顔、今年はいちばん元気な様子。

プランターにおさまらなかった苗は、6月末ころに日比野さんの手によって仙台へ運ばれてゆくそうです。
それまで大事に育てます。

あと一ヶ月くらいでどのくらい育つのか、楽しみです。

3331 おおぞね

練成公園の草花植え替えとかえっこプチバザール無事終了!

JUNE 6, 2011 3:51 PM / CATEGORY:日記

今日は晴れた日曜日。3331前にある練成公園の花壇の草花を植え替える為に、町会の方たちが集まりました。練成公園は、「アダプト制度」を取り入れていて、千代田区と五軒町が一緒に公園管理を行っています。


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植える草花を公園課の方が持ってきてくださって、どのように配置するかみんなで説明を聞いています。長袖、帽子が必須の皆さん!


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早速植え込み開始です。
「この辺りに、これくらいの間隔で、、、」と皆さん会話を交わしながら整備。


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3331からもスタッフししどが参加させて頂きました。
いきなりでっかいお庭を持った気分です。土としばし格闘。


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そんなこんなで作業を続けていると、あっという間に植え替え終了!
総勢40名程が集まっていたので、とにかく早かったです。
さすが!

綺麗な草花が夏に向けて模様替えしました。
3331のすぐ目の前にある、町の人たちの優しさですくすく育つ練成公園の草花にも注目してみてくださいね。


さて、つづきましては同日に開催した「かえっこプチバザール」。
今回は小規模開催をイメージしていましたが、震災後の久しぶりのバザールだったこともあり、関わってくれているサポートスタッフの皆さんも気合い十分。

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