8月8日に会期を終えた「ポコラート全国公募展vol.6」。
たくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございました。
「ポコラート」は毎年秋頃に公募が始まり、春には公募全作品を展示しての公開審査が行われます。
そこで入選した作品が発表される夏の入選展が行われ、ここでさらに審査員特別賞、千代田区長賞、オーディエンス賞が決定し、各賞の作家たちは冬の受賞者展で改めて紹介されます。
「ポコラート」は1年をかけて作家とじっくりと向き合い、作品を紹介してきました。
今回は、ワークショップ部門がもうけられ、その入選作品を実際に体験していただきました。
より一層、自由でボーダレスな表現のあり方をお楽しみいただけたのではないでしょうか。
《「降らせよう! 浴びよう! ピンポン球の音たち。」企画者:野田小栄子》
最終日の8月8日には、「ポコラート全国公募展vol.6」の各賞受賞者が発表されました。
◎ 審査員特別賞
会田誠賞 黒田勝利「人類崩壊」
鴻池朋子賞 室井悠輔「無題(国宝)」
保坂健二朗賞 古谷渉 「シマウカヴ」
中村政人賞 与那覇俊「短編STORYⅡ&etc」
◎ 千代田区長賞 三澤隆 「タイトル不明」
◎ オーディエンス賞 東本憲子「無題」
受賞作品詳細はこちら:
受賞作家の作品は2017年新春の受賞者展覧会に登場します。
受賞作品の他、より作家の素顔に迫る作品も展示されますので、ぜひ次回もご来場ください。
そして、まもなく「ポコラート全国公募展vol.7」公募も開始されます。
今後も、「ポコラート」を通じて自由な表現の交流が広がっていくことを願っております。
*************************たくさんのご来場、ありがとうございました*
ポコラート全国公募展vol.6
開催日時:2016年7月16日(土)~8月8日(月)
開場時間:12:00−19:00 ※入場は18:30まで 火曜休場
会場:アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー(東京都千代田区外神田6-11-14)
入場料:一般500円 65歳以上300円 中学生以下無料
※千代田区民は身分証明書のご提示で無料
※障害手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
3331 Arts Chiyoda
執筆・編集:伊多波
文章を書くとき、絵を描くとき、何かをかたち造るとき、何がきっかけになるのでしょうか。
そんなきっかけの中で誰でも思い当たるのは、「身近な存在」の何かではないでしょうか。
他人から見たら、あたりまえすぎて小さなことかもしれません。
それでも、ささやかなきっかけがすばらしい表現につながっていきます。
「ポコラート全国公募展vol.6」の作品たちは、それぞれの作家が創作につながるちいさなきっかけを大きく育て、生まれました。
「ポコラート全国公募展vol.6」の会期も残り3日。
ぜひ会場にお越しいただき、実際の作品からそれぞれの作家の想いを感じ取ってください。
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【 三ツ木竜朗『愛と怒り』(上)、『玄武の加護』(下) 】
道具には人との相性があると思っています。
そしてその相性が
出やすいものが
「刀」だと思います。
熟練者が使えば名刀になるし、
名刀でも上手く使えないと刃こぼれするし(笑)
うちの家族で
僕の母方の祖父、母、そして僕と弟の四人は格闘技の経験があり、
母と祖父は剣道をやっていたので
それにまつわる物をと思って「刀と盾」を作っています。
最後に、
今作りたい物は
僕の家族各々と相性が合う刀を作ることです。
(三ツ木竜朗 ポコラート全国公募展vol.6 出展者)
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ポコラート全国公募展vol.6
開催日時:2016年7月16日(土)~8月8日(月)
開場時間:12:00−19:00 ※入場は18:30まで 火曜休場
会場:アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー(東京都千代田区外神田6-11-14)
入場料:一般500円 65歳以上300円 中学生以下無料
※千代田区民は身分証明書のご提示で無料
※障害手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
3331 Arts Chiyoda
執筆・編集:伊多波
「すばらしい」芸術とは、何でしょう?
著名な作家の作品でしょうか?
完璧な技術で作られた作品でしょうか?
そもそも、「すばらしい」という言葉に値しなくても、鑑賞者のこころを打つ魅力があればそれは十分、芸術なのだと思います。
現在開催中の『ポコラート全国公募展vol.6』では、作品そのものと向き合い、それ自体から受ける「何か」を感じ取ってもらいたいと考えています。
なので作品キャプションには、作品名と作家名のほか、肩書きも素材も制作技術も記載していません。
ただただ作品と向き合い、作品のちからを感じ取ってほしいと願っています。
展覧会期も折り返して残り2週間となりました。
たくさんの作家の中から、ほんの一部ですが、作家の声をみなさんにお届けしたいと思います。
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「画家ジャン・デュビュッフェの思想に強い感銘を受け、私は毎日労働をする傍ら、新しい絵を生み出すための訓練をしている。私はこの世の中に見たことのないイメージが存在する状況がいつも悔しい。そして、本物、偽物、内側、外側、個人、他者、、、といったいくつもの解決しない疑問と闘っている。
この公募展に出展することは私にとって大きな挑戦であり、"この公募展の中にある私の作品"という事実が、今回の私の作品の本質かもしれない。だから私の作品単体ではなく、他の出展者の作品もよく見てほしい。その比較の中でどのように見えてくるのか、が気になる。」
室井悠輔(ポコラート全国公募展vol.6 出展者)
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表現者にとって、年齢や性別はもちろん、障害の有無、美術教育の有無を超えて、
表現したいという強い想いが何よりの原動力になることを感じさせる室井さんの作品。
ひとつの完璧な絵画を描ききることより、日々浮かんでは消え・変化する状況を描いたドローイングは、切実な程の「描くこと」への緊迫感が感じられます。
154点の作品それぞれが、誰かのこころに響く力強さを秘めています。
ぜひご来場いただき、あなたのこころに響く「芸術」を見つけてください。
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ポコラート全国公募展vol.6
開催日時:2016年7月16日(土)~8月8日(月)
開場時間:12:00−19:00 ※入場は18:30まで 火曜休場
会場:アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー(東京都千代田区外神田6-11-14)
入場料:一般500円 65歳以上300円 中学生以下無料
※ 千代田区民は身分証明書のご提示で無料
※ 障害手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
※ 会期中はワークショップも開催しております。展覧会とあわせてご参加ください
詳しくはこちら
3331 Arts Chiyoda
執筆・編集:伊多波
現在、3331 Arts Chiyoda のメインギャラリーでは、「ポコラート全国公募展vol.6」を開催中です。
6回目を迎える「ポコラート全国公募展」ですが、みなさんはご覧になったことがありますか?
「『ポコラート全国公募展』は、障がい者アート支援事業として始まりましたが、今は、障がいあるなし関係なく、あらゆる形の芸術表現の新境地切り開き、可能性を開く人々が切磋琢磨し競い合う場所です。障がいのある人も、プロの作家も、美大生も様々な人が参加しています。公募展では入選作品を展示し、他ではみたこともないような表現に出会えます。
そして、新しい表現発掘の場としてアーティストにも人気があります。」
展覧会制作を担当するコーディネーターの嘉納礼奈は、回を重ねるごとにあらゆる作家が「切磋琢磨し競い合う場所」になってきたと感じています。
ただただ日々の中で黙々と何かを作り続けていた人の発表の場所としてスタートし、
プロのアーティストと同じく大きなギャラリーでたくさんの人に作品の魅力を届ける場所となり、
障がいの有無を超えて「表現」を介して集う場所となった「ポコラート」。
有名な作家は誰一人いませんが、誰も見たことがない作品があふれる展覧会です。
【(左)《キャッスルホーム》横山 涼/(右)《表裏界隈#1〜#10》(部分)田中七星】
そして、7月18日に行われた「ポコラート会議」では、ポコラート出展者をはじめ、全国各所から福祉の専門家、アートに関わる法律の専門家、本展覧会審査員やアーティストが集いました。
会議では、「創作の場所」「発表の場所」、そして作品が作者の手を離れて希望者に購入されることで生じる社会との関係や問題点などについて意見が交わされました。
近年ますます注目される障がい者の芸術表現の行く末を、みんなで考えていこうというポコラートならではの試みでした。
【作品が体育館を埋め尽くした「一挙公開」展では、1,632点すべてが並びました】
今年の「ポコラート全国公募展vol.6」の総応募点数は1,632点。
それらをすべて公開し、審査員と来場者の投票のもと入選作品を決定する春の「一挙公開」展。
選ばれた154点の入選作品が展示される夏の「ポコラート全国公募展」。
されに、千代田区長賞や来場者投票によるオーディエンンス賞などを受賞した作品を発表する冬の「受賞者展」。
以上の3つのステップでポコラートは1年間を通じて展開しています。
入選展は8月8日(月)まで。
あなたの一票が作家を次のステップへと後押しするオーディエンス賞への投票は7日までです。
ぜひ一度ご来場いただき、年間の「ポコラート」の活動にご注目ください。
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「いろいろな作品が集まることから、これまでの作家・作品・鑑賞者という美術の要素をくつがえす作品が集まっています。アール・ブリュット、アウトサイダーアート、ポコラート、さまざまな名称が飛び交いますが、自分なりの視点をみつけていただきたく思います。」
〜「ポコラート全国公募展」コーディネーター 嘉納礼奈〜
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ポコラート全国公募展vol.6
開催日時:2016年7月16日(土)~8月8日(月)
開場時間:12:00−19:00 ※入場は18:30まで 火曜休場
会場:アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー(東京都千代田区外神田6-11-14)
入場料:一般500円 65歳以上300円 中学生以下無料
※千代田区民は身分証明書のご提示で無料
※障害手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
3331 Arts Chiyoda
執筆・編集:伊多波
ポコラートは、2010年にアーツ千代田 3331と千代田区の障がい者アート支援事業として始まりました。「ポコラート(POCORART)」とは、「障がいのある人、ない人、アーティストが、核心の部分で相互に影響し合う場(Place of"Core+Relation ART")」という理念をしめす造語です。様々な表現者がアートの根源で交わり理解し合う場を作り出すことを目的としています。 2011年から全国公募展が始まり、今年で5回目を迎えます。
そんなポコラート事業を一緒に取り組む新規スタッフを募集中です。
スタッフの主な仕事は、全国公募展を含むポコラート事業全般の企画から展覧会の実務作業などにまで及びます。応募者が1,000組を超す全国公募では、たくさんの応募作品の管理なども重要な仕事です。
専任スタッフによるギャラリートークでは、作家や作品にまつわるお話をお客様にご紹介します。展覧会開催まで出品者とやりとりを重ねるスタッフならではのエピソードなど、お客様のポコラートへの興味を膨らめていくことも大事な役割となります。
全国公募では、選出を行う審査員のアシスタントも行います。審査員の審査過程を間近に見ながら、新たな価値観に気付く瞬間に立ち会う貴重な時間です。
ポコラートではワークショップの企画開催もしています。全国公募ではワークショップの公募も実施されており、スタッフは入選者のワークショップ開催までのサポートをします。
それから、アーツ千代田 3331の周辺地域へも出張ワークショップを行っています。こちらは敬老会での一幕。チラシや包装紙を切り取ってポストカードにぺたり。きりがみを楽しむワークショップです。とても魅力的な作品がたくさんつくられます。
このようにポコラートのスタッフは日々仕事しています。
近年、アール・ブリュットを巡る国内の動きは活発化しています。障がいのある方の表現活動支援だけにとどまらず、国内外の評価の高まりに伴いマーケットの広がりも持ち始めています。この変動の時期に新しい感覚を持ち合わせ共に進んでいけるスタッフを募集いたします。
現在、メインギャラリーでは『ポコラート宣言』展がスタートしています。
3331が開館した2010年から開催している「ポコラート全国公募展」。
本展は、これまでの応募作品のべ4,820作品・2,292人の作家の中から
選出された54名による展覧会です。
展覧会1日目には同展の企画にご協力いただいた
保坂健二朗氏と、昨年のポコラート全国公募展vol.4の受賞者6名をお迎えし、
ギャラリートークを行いました。
トップバッターは保坂健二朗賞を受賞された中道一輝さん。
受賞作品《ハカリ》ではハカリの台に反射している光が描かれているそう。
その他、中村政人賞ノ上田海登さんの作品《オ・タ・カ・ラ》
O JUN賞の田島絵里さんの《まるちゃん》
千代田区長賞の国井勇さんの《虹トラック》
茂木健一郎賞の斎藤裕一さんの《ドラえもん》
オーディエンス賞のSEIYAさんの作品《無題》について貴重な制作秘話を伺いました。
本展のタイトルは、ちょっと長いのですが......
以下が正式タイトルです。
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ポコラート宣言:「純粋」で「切実」な行為や表現が「逸脱」した存在となった時、
私たちは、そこに「芸術」としか言いようのない美しさを感じる。
ポコラートは、障がいの有無・年齢・経験を問わず、その「芸術」を世界に解き放つ。
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メインギャラリーは、鑑賞者を圧倒する作品で埋め尽くされています。
「純粋」で「切実」なそれらの作品は、
私たちの心を震わせ、新たなエネルギーを生んでくれます。
作品と対峙することで得られる、それらの感覚を
ひとりでも多くの方に体験していただけたらと思います。
『ポコラート宣言 2014』
日程:2014年04月05日(土)~2014年05月18日(日)
時間:12:00-19:00
休み:火曜日 *但し、4月29日(火・祝)と5月6日(火・祝)は開場
料金:800円
*65歳以上の方は500円、
千代田区民と中学生以下および障害者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料
会場:1F メインギャラリー
ポコラートとは、3331 Arts Chiyodaが立ち上げから取り組む「障がい者アート支援事業」の事業名称です。造語ですが、「Place of core Art」という言葉を繋げて作られており、様々な表現者がアートの根源で交わり理解し合う場を作り出すことを目的としています。
2011年から全国公募展が始まり、昨年で4回開催しています。
職員の主な仕事は、全国公募展含む企画全般の計画から実施に及ぶ作業を行います。応募者が1,000組を超す全国公募では、応募者管理なども重要な仕事です。そして、もう一つ重要な仕事の一つとして、様々な作家さんや作品について、話伝えることもとても大事な役割となります。
専任スタッフによるギャラリートークでは、作家や作品のエピソードをお客様にご案内します。展覧会開催まで出品者とやりとりを重ねるスタッフならではの秘蔵話など、お客様のポコラートへの興味を膨らめていきます。
全国公募では、選出を行う審査員のアシスタントも行います。審査員と身近に感じながら、新たな価値観に気付く瞬間に立ち会う興味深い時間です。
ポコラートではワークショップも企画しています。ワークショップの公募も実施されており、スタッフは入選者のワークショップを開催する補助も行います。
それから、3331 Arts Chiyodaの周辺地域へも出張ワークショップを行っています。こちらは敬老会での一幕。チラシや包装紙を切り取ってポストカードにぺたり。きりがみを楽しむワークショップです。とても魅力的な作品がたくさんつくられます。
最後に、おまけですが、今ポコラート専任として働いている武田律子さんをご紹介。
武田さんは、2012年からポコラート事業へ携わっています。東京藝術大学を卒業して、現在も版画制作を行う作家さんでもあります。今回新規職員として就任された方は、武田さんと一緒にお仕事して頂きます。
近年のアールブリュットを巡る国内の動きは活発化しています。障がい者の表現活動支援だけにとどまらず、評価の高まりに伴いマーケットの広がりも持ち始めています。この変動の時期に新しい感覚を持ち合わせ共に進んでいけるスタッフを募集いたします。
1階メインギャラリーでは、9月21日から本日9月23日まで、3日間限定でとある作品群を公開中です。
その作品とは、障がいのある人とない人の自由な表現の場である『ポコラート全国公募vol.4』に応募された850点以上の作品と300点以上の作品写真。ポコラート全国公募では、これまでは写真・書類審査のみでしたが、今年から実物作品による審査を取り入れました。そこで、初めての試みとして選出前の全応募作品が展示された審査会場を展示・公開しています。
2才から80才を超える方の作品まで、年代も制作経験もさまざまな応募者による作品が並ぶ会場。絵画や立体、映像、写真などメインギャラリーに集結した作品から放たれる熱気や込められた想いの強さに圧倒されます。
残る公開日は本日23日(月・祝)のみ!!入場無料で、19:00までオープンしています。ぜひ足をお運び下さい。
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ポコラート全国公募展 vol.4 全応募作品一挙公開!!
2013年9月21日(土)~9月23日(月・祝)
時間:10:00-19:00
会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
入場無料
http://www.3331.jp/schedule/002120.html
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3331ギャラリーでは、現在『ポコラート全国公募展vol.3受賞者展』が開催中です。今年の受賞者展は、受賞者6名を2名ずつ3回にわけてご紹介していきます。第1回目の2人展は、松本美千代さんと川戸由紀さん。今回のブログは、昨日15日(土)に行なった、2人によるアーティスト・トークのレポートです!
まずは、来場者投票1位の作品に贈られる「オーディエンス賞」を獲得した、川戸由紀さん(写真右)から。ポコラートスタッフ武田(左)が、川戸さんと社会福祉法人かれんの南さん(中央)に作品や制作についてお聞きしました。
川戸さんの受賞作は、テレビ番組の各場面を描いた計88枚の絵を時系列に配置した作品です。実際の映像を録画してはいるものの、実際に絵を描いている時には見ていないとのこと。記憶によってテロップの内容や照明の様子などを細かく描かれていることに驚かされました。
以前は描き終わったら満足で、人知れず作品を捨ててしまったり、古新聞に包んで人には見せなかったという川戸さん。「アートかれん」で制作した作品を毎回提出してもらうようになったことで、人に見せることが習慣になってきたとのことでした。周囲の人が作品を大切に扱うことが、ご本人の自信にもつながっていることが感じられました。
普段は恥ずかしがり屋だという川戸さんがマイクを持つと、まるで撮影会の様でした。となりは笑顔の松本美千代さん(左から2番目)。
次は「保坂健二朗賞」の松本美千代さん(写真左)。松本さんと社会福祉法人北光福祉会向陽園の石川さん(写真右)は、このトークのために北海道紋別郡遠軽から日帰りでいらして下さいました。
松本さんの絵のモチーフは人や動物や虫たち。蛇が大の苦手なのに、蛇を描くことが多いそうです。賞を贈った審査員の東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんも駆けつけ、前々回の公募展のときから松本さんの描く生物や線の魅力に惹きつけられていたことを明かしました。
松本さんが制作している「アート活動支援室ぴかり」は自分の制作したいときに制作できる場所で、50名もの方が生活する向陽園では、良い息抜きの場になっているそうです。松本さんが受賞したことは向陽園の皆さんには驚きだったとのこと。松本さんは受賞後には制作に向かう時間が長くなり、非常に集中して描いているそうです。お送り頂いた近作は半数しか展示できないほどの作品数でした。
松本さんと川戸さんの展示は6月17日(月)まで。ぜひ足をお運び下さい!
なお、受賞者展第2弾は、6月21日(金)から。谷本光隆さん(中村政人賞)とラックスミ・ダス・マガイヤさん(ロジャー・マクドナルド賞)による2人展です。23日(日)14時からは、ラックスミさんのアーティストトークを行います。ネパールからトークのために来日されるラックスミさんのお話をお聞き逃し無く!
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「ポコラート全国公募展 vol.3 受賞者展」谷本光隆 × ラックスミ・ダス・マガイヤ
6月21日(金)〜7月7日(日)
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3331近田
ポコラート全国公募展vol.3で行なったワークショップレポートその2は1月5日(日)実施の、リュウ2(小柏龍太郎さん+前島芳隆さん)企画による『トバシ』と、1月13日(日)実施の、こまちだたまおさんの企画による『花を咲かせましょう』です。
まずは「トバシ」から!「トバシアトリエ」と名付けられた立方体の部屋の中で、即興演奏にのりながら、キャンバスや壁に向かって絵の具を飛ばして描きます。
リュウ2の小柏龍太郎さんと前島芳隆さんの迫力の即興演奏!
『トバシ』の命名者でもある小柏さんのペインティングは、目にもとまらぬほどの速さ。
ときには絵の具が入ったコップから、直接絵の具を飛ばしかけます。
「描く」のではなく、絵の具を「飛ばす」なのだと、『トバシ』の由来にも納得。
アトリエの中で描いたり、即興演奏に加わったり。
エレクトリックバイオリンやアジアの楽器など、混沌としていて、かつ力強い即興演奏の中でもくもくと描きます。
絵の具をたくさん作っておいても、すぐになくなります。
絵も、手も、顔も、体も、全身絵の具だらけ!
パワーみなぎる作品が完成。まるで、部屋全体が別世界になったかのようでした。
キャンバスがどんどん色でうまっていく中、鳴り続けていた即興演奏の終わりとともに終了。見学者の方々からは自然と拍手がわき起こりました。
1時間以上にわたる演奏とライブペインティングでしたが、参加者のみなさんによると「あっという間だった」そう。
続いては、こまちだたまおさんの企画による『花を咲かせましょう』。
花びらをまく、こまちださん。子どもたちは大はしゃぎ。
ハサミで切った花びらは形もいろいろなら、舞い落ち方もいろいろで、つい見とれてしまいます。
舞い落ちる花びらをキャッチしたり、落ちた花びらをかき集めて、また空中にまいたり・・・。
思い思いに遊んだ後は、紙の上に花びらを貼って、花を咲かせます!
まいた花びらの中から、使いたいものを探す子どもたち。
どんどん貼っていく人がいれば、じっくり選んで貼る人も。
完成!
きらきらする花びらを集めたり、ハートの形にこだわったり、花びらを重ねて人の顔やクジャクの羽のようにしてみたり・・・。色合いや形、貼り方もさまざまで、最後は1人1人の花畑が紙の上に広がりました。
花びらに誘われて体が動き出し、気がつくと楽しい気分になっている、そんな時間でした!
今回行なった4つのワークショップに参加した方の年齢は0歳から50代まで。
公募によるワークショップというポコラートでは初の試みによって、また新たなかたちで、障がいや年齢の枠なく、様々な人が集う場を生み出すことができたように感じています。
参加者のみなさんからは「誰でも参加できるのが良かった。また子どもと一緒にできるワークショップをしてほしい」「定期的にやってほしい」等の感想をいただきました!
これからも、いろいろな人が関わることで生まれる創造的な場を、たくさん創出していきたいと思います。
先日、ポコラート全国公募展vol.3が無事終了いたしました。
多くの方に足をお運びいただき、本当にありがとうございました。
さて、今年のポコラート全国公募展では、これまでの作品応募に加え、ワークショップ企画の募集を行ないました。
大月ヒロ子さんと藤浩志さんを審査員にむかえ、応募企画の中から選出された4つのワークショップを展覧会期中に実施!
今回のレポートでは、会期前半に行なった2つのワークショップの模様をご報告します。
1つ目は、2012年12月23日(日)実施の、ゆにここ(鈴木さとみさん+鈴木淳也さん)企画による『新しい自分に出合う! ブラインド アート ワークショップ』です。
企画者のゆにここのお2人。鈴木さとみさんと鈴木淳也さん、ご夫婦のアートユニットです。
内容は、視覚に頼らずに作品制作を試みるというもの。まず紙ねんどを材料に、アイマスクをつけた状態で制作を体験し、その後30分程をかけて本格的な作品制作を行ないました。参加者同士が2人1組になり、1人がアイマスクをつけて制作、もう1人がサポートします。
制作する人(アイマスクをつけた人)の希望に合わせて、素材を探したり、色などの情報を伝えたり。
完成した作品と、参加者のみなさん。
制作後は、まずアイマスクをつけたままで鑑賞。
アイマスクをとったときには、自分のイメージとは違った方がほとんどだったようですが、「さわって鑑賞するとすごくおもしろい作品があった」、「視覚と触覚の中間にあるような作品ができた」など、様々な感想が出ていました。
視覚を制限することで、触覚を始めとした感覚が普段よりも意識されるとともに、相手に伝わりやすい表現を試行錯誤しながら、自然とコミュニケーションが活発になるワークショップでした。
2つ目は、2012年12月24日(月休)実施の、穂積一樹さん企画による『LIFE×LIVE』。列車の運行管理に用いられる線図「ダイヤグラム」を活用したワークショップです。
穂積さんは鉄道員のコスチュームで登場!
穂積さんは、実際の電車の時刻表をもとに24時間分のダイヤグラムを制作するほどの鉄道愛好者。
ダイヤグラムをもっと身近に感じてもらうきっかけにしたい、と企画したそうです。
参加者は、自宅から会場の3331までの道のりを思い出しながら、経路とそれにともなう時間経過を記入します。
縦軸が場所、横軸は時間です。
行きの道のりができたら、3331からの帰り道のダイヤグラムも作成。途中でスーパーに寄って買い物をする等の予定も盛り込みながら作成します。
過去(行き)と未来(帰り)のダイヤグラムができました。
参加者のみなさんが制作したダイヤグラムについてコメントする穂積さん。
場所を表す縦軸の幅は、実際の距離に関係なく作者が自由に決められるので、同じ経路を表していても、人によって異なって見えるのがダイヤグラムのおもしろいところ!
場合によっては、自動販売機を一つの通過場所として記入しても良いですし・・・、と穂積さん。ダイヤグラムの試みはまだまだ広がりそうです。
日常生活を様々な方法で表してみることで、普段は通り過ぎていたり、気付かなかったような新たな側面が見えてくることが発見できました。
終了レポート 〜ワークショップ編 その2〜 では、会期後半に実施した2つのワークショップ『トバシ』『花を咲かせましょう』をご報告します!
本日の東京は大雪... そんな悪天候にも関わらず、本日開催したポコラート全国公募展 vol.3 の審査員によるトーク「福祉×表現×美術×魂」には、100名近くのお客様にお越しいただきました。お足もとのすぐれない中ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
トークショーの中で、今回の公募展における審査員賞、オーディエンス賞を発表いたしましたので、改めましてここに掲載させていただきます。
<ポコラート全国公募展 vol.3 受賞作品>
ロジャー・マクドナルド 賞:Laximi Das Madhaya「水の音」
受賞されたみなさま、おめでとうございます。受賞作品の近くには、赤いお花を添えております。
ポコラート全国公募展 vol.3 は、いよいよ今週末【1/20(日)19:00】まで。(最終入場は18:30までとなります)
ぜひ、ご来場ください。
昨年12月25日まで開催された
障害のある人×ない人×アーティストが相互に影響し合い、自由な表現の場をつくる展覧会、
"ポコラート全国公募展"。
12月23日に審査員によるトークショーと受賞者の発表があり、
全国から出品者のみなさんも駆けつけてくださいました。
豪華審査員は椿昇さん、大木裕之さん、保坂健二朗さん、3331ディレクター中村政人。
途中、会場の出品者の方々からコメントをいただきながら進行しました。
受賞作品は下記にアップしています!
http://www.3331.jp/news/201112/001360.html
「審査をしながらも、個人的に欲しい作品がいっぱいあった。
美術館やギャラリーよりもずっと刺激になる」と椿さん。
「既視感をとっぱらう作品ばかり。
200枚以上審査しているとだんだん作品の世界に吸い込まれていくんです」と中村。
「価値観、美意識、欲求、そういうものに強制されず、自由に人間がかたちにしたものが集まっている。
こういう場所は奇跡的では」と大木さん。
保坂さんは
「美術とは関係のなかった人が突然作品をつくって誰かに見せたいとなったとき、
現代美術の世界には作品発表の場所ってなかなかありません。
こうした展示がその場所になり、現代美術界にも刺激を与えることができればいいと思います」と締めくくられました。
ポコラート展の色鮮やかで力強い作品群は、生命力そのものでした。
ポコラート展は終了しましたが、現在3331メインギャラリーでは
「3331 アンデパンダン スカラシップ展 vol.2」が開催しています。
8組の新進気鋭のアーティストの展覧会です。
入場料無料ですので、ぜひお越しください。
*
さて、審査員のトークショーが終わったころ、
地下のギャラリーでは
3331レジデンスプログラムの作家、
キャシー・ローデンバックのフェアウェルパーティが始まりました!
キャシーさんはオーストラリアの写真家。
今回は原発事故で被害を受けている福島の郡山へ何度も足を運び、
郡山の「見えない歴史」を写真におさめました。
http://www.3331.jp/schedule/001355.html
現在レジデンスプログラムには、オーストラリアのアーティスト・ルーカス&ビアンカが1月30日まで滞在。
3331にお越しの際は、地下B108の部屋をのぞいてみてください。
3331 佐藤
障害のある人×ない人×アーティストがつくる「ポコラート全国公募展vol.2」がスタートしています。
http://www.3331.jp/schedule/001054.html
2年目となる今回は、障害のある方だけでなく、子どもたちやご高齢の方にも参加を呼びかけ募集を実施。小学生から80代の方まで、多岐にわたる入選作品が、12月25日(日)まで1階のメインギャラリーに展示されています。
初日12月3日(土)には、出品者による「アーティストトーク」を開催しました。
21名の出品者が、作品や制作にまつわるお話しをしてくださいました。
ご本人や関係者の方のお話しはあたたかく、時に胸に迫るような熱をおびています。お一人お一人の人柄が伝わってくる、そんなトークとなりました。
翌日12月4日(日)には、大木裕之さんによる『簡単でちっちゃな映像作品をつくるワークショップ2』~ちっちゃな奇蹟、ちっちゃな芸術~を行いました。
本展の審査員でもある映像作家の大木さんが、参加者と一緒にノーカットの映像作品を制作。写真は木の周りを囲んで漢字の「困」を表しているところです。端から見ると、ちょっと不思議な光景が次々に生まれていました。できた作品は展示室でも上映予定です。
(ワークショップ写真撮影:鵜飼悠)
そして12月23日(祝金)には、審査員よる「トークショー」を行います!
http://www.3331.jp/schedule/001285.html
審査員の大木裕之、椿昇、保坂健二朗、中村政人の4名(敬称略)が、選出作品やポコラートの今後の可能性について語ります。
定員はありませんが、ご予約頂ければ確実にお席を確保いたします。
会期中にはご来場頂いたみなさんによる、お気に入りの作品への投票も受付。得票数1位の作品は「オーディエンス賞」となり、受賞者には改めて3331で展示する機会が与えられます。投票は22日(木)まで。
展覧会とご一緒に、投票やイベントにもぜひご参加ください。
ご来場をお待ちしております!
3331 チカダ
障害のある人×ない人×アーティストが相互に影響し合い、自由な表現の場をつくるポコラート全国公募展 vol.2が1階メインギャラリーにて開催中です!
全国より集い、選び抜かれたエネルギッシュで色彩豊かな作品、237点が展示されています。
こちらの展示の一般入場料金は500円となっておりますが、千代田区民と65歳以上の方は300円、また中学生以下および障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料となっております。
また館内は改修時にバリアフリー化しており、スロープやエレベーター、バリアフリートイレ、障害者用駐車場(車いす専用)を設けていますので、安心してお楽しみいただけます。
なお、12月23日(祝金)には、ポコラート審査員によるトークショーも行われます。
【審査員4名による「トークショー」】
日時:12月23日(祝金)17:00~18:30
参加費:無料
審査員:
大木裕之(アーティスト、映像作家、現代美術家
椿 昇(現代美術家、京都造形芸術大学美術工芸学科長)
保坂健二朗(東京国立近代美術館研究員)
中村政人(アーティスト、東京藝術大学准教授、3331 Arts Chiyoda統括ディレクター)
詳細はこちらhttp://www.3331.jp/schedule/001054.html
みなさま、ぜひ3331 Arts Chiyodaまでお越し下さいませ!
ポコラート全国公募展 vol.2
公式HP: http://www.3331.jp/schedule/001054.html
3331よねくぼ
『ポコラート全国公募vol.2』の審査会が、25日(日)体育館で行われました。
ズラ――――っと並べられた応募作品は1,200点以上!!
この中から、12月の展覧会で展示される200点余りを選出します。
結果的には狭き門となりますが、ご応募いただいた方々の1作品1作品が、
展覧会をつくっているのだと実感する光景でした。
大木裕之さん、椿昇さん、保坂健二朗さん、中村政人の4名の審査員が、
1作品ずつ丁寧に見ていきます。
立ったり座ったりを繰り返し、じっくりと審査するので、
「いい運動になる」との声も...。
サポートに入ったスタッフは、翌日内またが筋肉痛になりました。
気になる結果は、現在慎重にとりまとめ中。
応募者の皆様には10月中旬にお知らせいたします。
そのほかの皆様は12月3日(土)からの展覧会をお楽しみに。
第2回目になる今年の公募展も、充実した内容になること間違いなし!!
もう少しの間、お待ちください...。
3331 チカダ
『ポコラート全国公募2011受賞者展』がスタートしています。
「パッ」と心に飛び込んでくる作品たちに、ぜひ会いにお越しください。
初日3日には、さっそくアーティストトークが行われました。
受賞者や関係者のみなさんがお集まりくださり、作品や制作の様子についての、ここでしか聞けない貴重なお話がいっぱいのトークになりました。
最後には西山さんの公開制作!
さて何と書かれたのでしょうか?会場で作品を見て考えてみてくださいね。
18日(日)には3331鑑賞ツアー「くるっとツアー」を行います。
スタッフがトークの様子もご紹介しますので、トークを逃した方も、ぜひ足をお運びください!
・ポコラート全国公募2011受賞者展 http://www.3331.jp/schedule/001096.html
まずは統括ディレクターの中村がごあいさつ
「はし」の作者の武田さん(左)と、支援員の丸一さん(右)
瀬尾さんの作品について語る、支援員の武者さん
新作巻物「隠広岐橋」の説明をする、渡邊くん(中央の巻物の前)
古久保さんには電話で事前にインタビューさせていただき、ポコラートスタッフがご紹介
3331の黒板に公開制作中の西山さん
西山さん(右)と、支援員の櫛野さん(左)
どんな作品になったかは、会場で!
3331 チカダ
9月3日(土)から3331がにぎやかになります!
メインギャラリーでは『千代田芸術祭2011』、ギャラリーBでは『ポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信』が開催されます。
3日の夕方からはポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信のトークショーが開催!
トークショーには受賞者が駆けつけます!
受賞作品や制作体験にまつわる話しが聞けます。
ギャラリーBではポコラートの設置にスタッフの米窪さんが着々と設置を行ってます。
少しだけ、作品をお見せしますね!
西山友浩さん(千代田区長賞)の作品です。トークショーでパフォーマンスがありますよ!
瀬尾 ひろみさん(保坂健二朗賞)の作品はカラフルで見ているだけ楽しくなります!
トークショーはまだ予約受付中です!
ぜひ、参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
http://www.3331.jp/schedule/001127.html
<1.受賞者によるアーティストトーク>
日時:2011年09月03日(土)17:00-17:30
料金:無料
場所:1F メインギャラリーB
定員:40名※障害のある方優先
応募締切:2011年09月02日(金)12:00まで
お申し込み方法:
申込先:pocorart@3331.jp ※メール環境のない方は、お電話にて受付いたします。
件名:アーティストトーク申し込み
必要事項:
(1)お名前(ふりがな)
(2)ご年齢
(3)当日連絡が取れるご連絡先(携帯電話等)
(4)障害の有無と介助状態(介助者同伴等)
(5)その他、当日配慮することや必要な介助等がございましたらお知らせください。
※介助者同伴の場合、介助者の必要事項についてもご連絡ください。
3331 ふじさわ
今回は審査員の方々も悩みに悩まれ、まさに苦渋の選択でありました。
来場者が選ぶオーディエンス賞も順位の入れ替わるデットヒートの中、最終的には以下のような結果となりました。
この度は、新たに特別賞として千代田区長賞も設けさせていただきましたが、もっとたくさんの賞を用意したい気持ちになりました。
これは次回の課題としたいと思います。
この度は、多くの方にご参加いただき、素晴らしい展覧会になったことを参加された皆様に感謝申し上げます。
3331滝沢達史
<服部 正 賞>
No.276 古久保憲満 「発展する未来の中国No.2」
<保坂 健二朗 賞>
No.783 瀬尾ひろみ 「神さま」
<中村 政人 賞>
No.1020 武田拓 「はし」
<千代田区長 賞>
No.903 西山友浩 「日記」
<オーディエンス 賞>
No.850 渡邊大士 「魚宴」
<オーディエンス賞トップ5>
1位 No.850 渡邊大士 「魚宴」
2位 No.517 大川誠 「まこと人形」
3位 No.355 岡田美佳 「ハーブの庭」
4位 No.339 柳翔太郎 「電車シリーズ」
5位 No.984 早川拓馬 「人権の駅」
全国から応募された1028作品の中から厳選された251点が3331メインギャラリーに所狭しと並んでいます。
展示室に入るとその数はもとより、1点1点の作品の放つ凝縮された世界感に圧倒されます。
鮮やかすぎる色・線・形。
この感じって何だ?
安易な言葉で表現することが躊躇され、観る者を魅了する痕跡がそこにはあります。
ぜひ、会場で作品と対峙してください。
お見逃し無く!
3331 滝沢達史
1月28日(金)スタートの『ポコラート全国公募展2011』に向けて
着々と搬入作業が進んでいるメインギャラリー。
審査の段階から中村さんや、担当スタッフが口々に
「めちゃくちゃおもしろい!」と話していたので
はやく作品が見たくて、搬入の様子を覗き見してしまいました。
↑小さな車がみっちり敷き詰められたキャンバス。ひとつひとつ形も違うんです!
↑広告の上に描かれた作品。なんと約60枚も連なっています!!
↓ヒキで見るとこんな感じ。ギャラリーの壁をぐるっと囲んでいます。
↑ギャラリー入り口に展示予定の作品。カラフルでなんともいえない愛らしさがあります。
『ポコラート』とは『障害のある人・ない人、アーティストが核心の部分で
相互に影響し合う場』という理念を示します。
まだ展示が完成してないとはいえ、メインギャラリーに足を踏み入れ、
ズラリと並んだ作品を目にした瞬間、胸の奥から沸きあがってくるワクワク感!
このワクワク感こそ、"核心の部分で相互に影響し合う"ということだと
身を以て体験しました。
全国各地から応募された256作品が展示されている『ポコラート全国公募展2011』。
256ものワクワクが、待ち構えている本展では
存分にポコラートを"体感"していただけると思います。
会期中にはポコラート専門スタッフによる3331 Arts Chiyodaの施設見学ツアーや、
映像作家・大木裕之さんのワークショップ、本展審査員によるトークショーなど
さまざまなイベントも開催されます。(詳細はコチラをご覧ください)
みなさまのお越しをお待ちしております!!
3331 小西七重