3331 STAFF BLOG > FEBRUARY 2011

AIR 3331滞在制作成果展オープンしました!

FEBRUARY 25, 2011 8:25 PM / CATEGORY:

約1ヶ月間に、アーティスト・イン・レジデンスプログラム「AIR 3331」の
滞在制作成果展が、本日よりスタートしました!

明日、2月26日(土)は、午後2時よりシンポジウムも開催しますので、
ぜひお誘い合わせの上、展覧会とあわせて足をお運びください。

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シンポジウム「AIR 3331の可能性」 ×1名様
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日 時:2月26日(土)14:00-17:00
※逐次通訳あり 参加費無料
パネラー:レジデンスアーティスト、中村政人(3331統括ディレクター)
前半は、約1ヶ月間にわたる滞在制作で生まれたそれぞれの展示作品についての
プレゼンテーションを行い、後半は、各レジデントアーティストが滞在する中で
感じたことや印象をもとに、今後の「AIR3331」の可能性について話し合います。
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▼エントランスの様子
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▼北海道から参加の久野志乃さんの展示
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▼本日のオープニングパーティーの様子。かんぱーい!
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▼東京の東野さんは、水の入ったバケツを両手にもったまま、挨拶。いたずらをして廊下に立たされている生徒!?
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▼福岡から参加の宮田君平さんによる、滞在制作中に作った跳び箱を飛び越えるパフォーマンスの様子。いままさに助走しはじめたところ!です。
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展覧会は3月13日(日)までと会期が短くなっておりますので、
ぜひともお見逃しのないよう、3331へ足をお運びください!!!
http://air.3331.jp

TOKYO FRONTLINE は明日まで。

FEBRUARY 19, 2011 8:48 PM / CATEGORY:

TOKYO FRONTLINE は明日17:00に閉場します。
まだお越しになっていない方は、3331 へ急げー!

TOKYO FRONTLINE 開催と合わせ、3331 GALLERY 特設会場がオープンしています。

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参加作家は天野亨彦、アンナ・フライヤー、池田晶紀、草川誠、栗原森元、高倉吉規、藤原彩人、村山修二郎の8名。
こちらも明日までの公開になりますので、3331 へ急げー!
http://www.3331.jp/schedule/000853.html

お隣の3331 GALLERYでも、西尾美也作品を展示しています。こちらは3月14日(月)まで。
「ここの作品がなんだかおもしろいんだって」という会話を小耳にはさみました。
作品詳細は、ぜひ、会場にて。
http://www.3331.jp/schedule/000831.html

3331 GALLERY では、作品販売もしております。
詳しくは、スタッフまでお問い合わせください。


3331 おおぞね

アートフェア『TOKYO FRONTLINE』開催中

FEBRUARY 17, 2011 4:20 PM / CATEGORY:

3331 の1階メインギャラリー、2階体育館を会場に、
従来にない発想としくみに基づくインターナショナル・アートフェア
『TOKYO FRONTLINE』を開催中です。
http://www.tokyofrontline.jp/

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エントランスには、今までにない長さのバナーが出現!

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昨日は、プレスプレビュー+オープニングパーティーが行われました。
3331 統括ディレクターの出身地秋田県の清酒「やまとしずく」が振る舞い酒として
ご来場のみなさまに振る舞われました。
http://www.igeta.jp/yamato00.html

本日2月17日(木)-20日(日)まで、一般公開が行われています。
11:00-20:00/最終日のみ17:00まで。一日券(500円)を受付にて販売しております。

2階GYMは、普段見慣れた体育館が変貌。
この機会を、ぜひお見逃しなく!


3331 おおぞね

Insideout Projectの3331からまちあるきツアー再び開催します!

FEBRUARY 13, 2011 1:34 AM / CATEGORY:日記


昨年11月に開催した「3331からまちあるきツアー」。
インサイドアウト・プロジェクトでは、
TOKYO FRONT LINEの開催に併せて、再び開催いたします。

神田明神や湯島聖堂から最新のスポットまで、
3331の近隣マップを制作したスタッフがガイドし、
外神田の魅力をお伝えするツアーです。
前回の好評にお答えし、再びの開催です。
ぜひお気軽にご参加ください。

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開催日:2月20日(日)*雨天決行

時間:12:30〜15:00

参加費:無料(どなたでもご参加いただけます)

集合場所:Insideout/Tokyo Project Room(3331 Arts Chiyoda 1Fラウンジ)
http://www.3331.jp/access/

定員:15名(当日申し込み可、なるべく事前にお申し込みをお願いいたします)
※参加者多数の場合、先着順とさせていただきます。

お申し込み:
・ご参加者のお名前
・ご所属
・当日ご連絡のとれるお電話番号
を明記の上
insideout@3331.jp
までお申込み下さい。

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みなさまのご参加をお待ちしております!

Insideout Project
http://www.insideout-project.net/
当日のご連絡先 TEL: 03-6803-2200
(担当:インサイドアウト・プロジェクト 田嶌)

【AFT講義レポート】「キュレーターの仕事2 アーティストと共につくり、発信する」講師:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)

FEBRUARY 7, 2011 7:31 PM / CATEGORY:AFT講義レポート

◇講義開催日:2011年2月3日(木)

キュレーターはトリックスターであるべき

展覧会を企画し、アートシーンを引っ張っていくキューレーターという職業。
しかし、キュレーターとひとことで言っても、
専門分野、所属している施設によって
その仕事内容には違いがあります。

シリーズ2回目の講師は、
森美術館チーフ・キュレーターをつとめる片岡真実さん。
講義場所となったラウンジには片岡さんのお話を聞こうと
たくさんの生徒さんがいらっしゃいました。

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「今日はキュレーターという仕事が、一体どういったものなのかを
みなさんと一緒に考えていきたいと思います」

将来、キュレーターを目指しているという受講生も見られるなか、
いよいよ講義がスタートです。

まずはある書籍の一節が紹介されました。それは......
ルイス・ハイド(著)『トリックスターの系譜』

神話や物語に度々登場し、いたずら好きのキャラクターとして
描かれる"トリックスター"。
片岡さんは、キュレーターにはこのトリックスター的な要素が
求められると語ります。

「トリックスターは内と外といった境界を自在に行き来することができる存在。
インスティテューション(美術館所属)におけるキュレーティングには、
さまざまな二面性があります。大衆性と批評性、伝統・歴史と現代性・先端性......。
自分がどこに位置しているかを把握しながら、枠組みを越えた視点や創造力を
持つことも必要なんです」


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施設を維持していくためには、もちろん集客を無視することはできません。
一方で、大衆性とは離れた批評性のある企画も必要です。
そのため、展覧会作りは試行錯誤の連続なのだそう。


「展示をひとつ作る度に、"これが何かの答えになるかもしれない"と考えています。
会期が終了したあとはさまざまな反省要素に気づくこともありますが、
それを受けて次の企画を考えることができるんです」


いくつもの展覧会を積み重ねることは、ひとつの歴史を作ること。
片岡さんは、そこにインスティテューションの可能性を感じているそう。

しかし、国際展やアートフェアなど、作品を発表する場所や、
目にする場所は美術館以外にもどんどん増え続けています。
また、現代美術の作家もこの世界にはたくさん存在しています。
それらすべてを把握するのはおそらく至難の業......。
そんななかで、インスティテューションのキュレーターに求められる能力とは?

「キュレーターは料理人に似ているかもしれませんね。
"目の前にある素材をどうやってお客さまにおいしく食べていただくか?"
それを考える必要があります。
インスティテューションの場合は、会期中の来場者数も日々目に入って
きますから、反応をダイレクトに感じることができるんです。
同じ場所にいられるからこそ、さまざまなアプローチを試すこともできる。
その環境をいかし、境界線を自由に行き来できるトリックスター的な思考、
テーマや作家をセレクトして見せ方を考える編集能力が今まで以上に
求められてくると思います」


この後、片岡さんが手がけられた展覧会から
『笑い展』(2007年)、『アイ・ウェイ・ウェイ展』(2009年)、
『ネイチャー・センス展』(2010年)をピックアップして
企画立案の経緯や、参加作家についてお話していただきました。

あっという間に90分が経過し、
キュレーターの未来についての言葉で、講義は締めくくられました。


「キュレーターも、映画監督のようにいろんなタイプの人が活躍するようになれば、
見る側もこれまでとは違った見方ができる時代になると思います。
出品作家の名前に観客が興味を惹かれるのと同じように
"この企画は、○○さんだから行ってみようかな"と、キュレーターの名前で
興味を持つケースがあってもいいと思いますね」


確かに、記憶に残っている複数の展覧会を調べたら
同じキュレーターの方が手がけられていたりするんですよね。
片岡さんのおっしゃることにも納得です。

次回、2月10日(木)『キュレーターの仕事3 アーティストと共につくり、発信する』の講師は
インディペンデント・キュレーターとして活躍されている窪田研二さんです。
美術館に所属せず、フリーランスで活動するのがインディペンデント・キュレーター。
毎回異なる現場で仕事をするため、インスティテューションのキュレーターとは
また少し違った視点、アプローチが見えてくるはず!

10日(木)は『ポコラート全国公募展』の最終日でもあります。
講義前にゆっくり展覧会を楽しむのもおすすめです。
(受講のお申込はコチラから)


3331 小西七重

AIR 3331 始まっています!

FEBRUARY 7, 2011 6:14 PM / CATEGORY:日記

先週、1月30日から、3331のアーティスト&キュレーターのためのレジデンス特別プログラム、その名も「AIR 3331」がスタートしました!

今回は、国内から4参加、海外から5作家(うち一人はキュレーター)の合計9名の作家達が、ここ3331を拠点に、滞在/制作/交流/展示を行います。
今回は公募制ではなく、各地域で多様な活動を展開していえる、民間のアートセンターやグループに推薦していただき、アーティストが選ばれました。

◎国内作家
久野志乃さん(北海道在住|特定非営利活動法人 S-Air 推薦)
東野哲史さん(東京在住|Art Center Ongoing 推薦)
宮田君平さん(福岡在住|Studio Kura 推薦)
吉濱 翔さん(沖縄在住|特定非営利活動法人 前島アートセンター 推薦)

◎国外アーティスト/キュレーター
アッシュ・キーティングさん(オーストラリア在住|Slow Art Collective 推薦)
ジェレミー・ヒャーさん(シンガポール在住|The Artist Village 推薦)
ウィジョーガ・ムハーダントさん(インドネシア在住|Selasar Sunaryo 推薦)
リ・チュンフンさん(香港在住|1a Space 推薦)
ジェン・メイヤーさん(台湾在住|Taipei Contemporary Art Center 推薦)
※ジェン・メイヤーさんのみ2月中旬から参加


滞在期間は1ヶ月と短いのですが、みなさん、着て早々に地域のリサーチや材料調達など、毎日着々と作業を進めている模様。

ちなみに、東野哲史さんのワークショップ「3331の小人図鑑」は、コミュニティスペースに常設でコーナーを設け、すでに始まっております!
3331に潜んでいるかもしれない小人の想像図を、「今日は何の日?」(たとえば2月6日はブログの日)というリストから日にちを選んで描いてもらうというもの。これがなかなか大人気で、3331にランチをたべにいらしゃった親子連れのかたや、打ち合わせにいらした方、現在開催中のポコラート展にいらした方など、思い思いの想像図を描いていかれてます。ぜひ、近日中に3331にお越しの方も、ご参加くださいね!(予約不要、無料)

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そして!今週末から、各アーティストによるワークショップが連日スタートします。
参加アーティストとふれあうチャンスですし、作品へのより深い理解へも繋がる貴重な時間です。ぜひとも、お誘い合わせの上、お申し込みください。


◎ワークショップ
会場は、当日3331受付にてお知らせ致します。ワークショップは、下記以外にも開催される場合がございます。最新情報はウェブサイトをご覧下さい。
★ご予約方法:EmailまたはFAXにて承ります。タイトルを「AIRイベント予約」とし、本文内に、1.参加希望のイベント日、2.お名前(ふりがな含む)、3.参加人数、4.携帯番号、5.メールアドレスまたはFAX番号を明記の上、送信してください。

Email:air(at)3331.jp ※(at)を@にかえて送信してください。
FAX:03-6803-2442

●久野志乃「物語を着る」
2011年2月11日(金・祝)13:00-15:00
対象:高校生以上
定員:12名
参加費:無料
持ち物:思い出のある自分の服
記憶が自分を形づくる構成要素であると考えると、個人にまつわる思い出のある服も、自分の要素の一部であると言えます。個人的な物語は、本来その人だけのものですが、思い出のある服を他人と交換することで、「私」という当たり前に思っている存在や感覚が、どのように変化するのかを体験するワークショップです。


●ジェレミー・ヒャー「生きた絵を作ろう!」
2011年2月12日(土)13:00-16:00
対象:特になし(小学生以下の場合は保護者同伴)
定員:20名
参加費:無料
持ち物:電池で動く古いおもちゃや電子パーツ
美術館やギャラリーに展示されている絵画は、時に観客から遠い存在で近づく事さえ許されないこともしばしば。それは観客が作品を触ったり壊してしまうのではと恐れてのことでしょう。しかしこれでは、観客と作品の間に境界線を作ってしまうことになります。そこで、ジェレミーがこのギャップを取り払い、再び生きた作品にします。参加者それぞれが描いた絵に、電池で動く古いおもちゃなどを取り付け、観客が思わず反応したくなる、面白い絵画をつくりましょう。


●ウィジョーガ・ムハーダント「クレイ・トロニックス」
2011年2月13日(日)13:00-16:00
対象:5歳以上
定員:20名
参加費:500円(材料代として)
インドネシアのウィジョーガ氏の作品では、携帯電話、テレビ、車など、日常生活でよく使われている様々なテクノロジー・電子グッズが樹脂などで複製されています。このワークショップでは、身近にある電子デバイス(機器)、もしくはまだ発明されていないデバイスを粘土で作っていきます。


来週以降もワークショップを開催します。
詳細はこちらをご覧下さい。
http://air.3331.jp/event.html

「ポコラート全国公募展2011」の賞が決定いたしました!

FEBRUARY 6, 2011 9:09 PM / CATEGORY:ポコラート, レポート

今回は審査員の方々も悩みに悩まれ、まさに苦渋の選択でありました。
来場者が選ぶオーディエンス賞も順位の入れ替わるデットヒートの中、最終的には以下のような結果となりました。
この度は、新たに特別賞として千代田区長賞も設けさせていただきましたが、もっとたくさんの賞を用意したい気持ちになりました。
これは次回の課題としたいと思います。
この度は、多くの方にご参加いただき、素晴らしい展覧会になったことを参加された皆様に感謝申し上げます。

3331滝沢達史


<服部 正 賞>

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No.276 古久保憲満 「発展する未来の中国No.2」


<保坂 健二朗 賞>

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No.783 瀬尾ひろみ 「神さま」


<中村 政人 賞>

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No.1020 武田拓 「はし」


<千代田区長 賞>

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No.903 西山友浩 「日記」

<オーディエンス 賞>

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No.850 渡邊大士 「魚宴」

<オーディエンス賞トップ5>
1位 No.850 渡邊大士 「魚宴」
2位 No.517 大川誠 「まこと人形」
3位 No.355 岡田美佳 「ハーブの庭」
4位 No.339 柳翔太郎 「電車シリーズ」
5位 No.984 早川拓馬 「人権の駅」

ポコラート全国公募展2011開催中

FEBRUARY 4, 2011 12:54 PM / CATEGORY:ポコラート, 日記

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全国から応募された1028作品の中から厳選された251点が3331メインギャラリーに所狭しと並んでいます。
展示室に入るとその数はもとより、1点1点の作品の放つ凝縮された世界感に圧倒されます。
鮮やかすぎる色・線・形。
この感じって何だ?
安易な言葉で表現することが躊躇され、観る者を魅了する痕跡がそこにはあります。
ぜひ、会場で作品と対峙してください。
お見逃し無く!

3331 滝沢達史

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