ポコラートとは、3331 Arts Chiyodaが立ち上げから取り組む「障がい者アート支援事業」の事業名称です。造語ですが、「Place of core Art」という言葉を繋げて作られており、様々な表現者がアートの根源で交わり理解し合う場を作り出すことを目的としています。
2011年から全国公募展が始まり、昨年で4回開催しています。
職員の主な仕事は、全国公募展含む企画全般の計画から実施に及ぶ作業を行います。応募者が1,000組を超す全国公募では、応募者管理なども重要な仕事です。そして、もう一つ重要な仕事の一つとして、様々な作家さんや作品について、話伝えることもとても大事な役割となります。
専任スタッフによるギャラリートークでは、作家や作品のエピソードをお客様にご案内します。展覧会開催まで出品者とやりとりを重ねるスタッフならではの秘蔵話など、お客様のポコラートへの興味を膨らめていきます。
全国公募では、選出を行う審査員のアシスタントも行います。審査員と身近に感じながら、新たな価値観に気付く瞬間に立ち会う興味深い時間です。
ポコラートではワークショップも企画しています。ワークショップの公募も実施されており、スタッフは入選者のワークショップを開催する補助も行います。
それから、3331 Arts Chiyodaの周辺地域へも出張ワークショップを行っています。こちらは敬老会での一幕。チラシや包装紙を切り取ってポストカードにぺたり。きりがみを楽しむワークショップです。とても魅力的な作品がたくさんつくられます。
最後に、おまけですが、今ポコラート専任として働いている武田律子さんをご紹介。
武田さんは、2012年からポコラート事業へ携わっています。東京藝術大学を卒業して、現在も版画制作を行う作家さんでもあります。今回新規職員として就任された方は、武田さんと一緒にお仕事して頂きます。
近年のアールブリュットを巡る国内の動きは活発化しています。障がい者の表現活動支援だけにとどまらず、評価の高まりに伴いマーケットの広がりも持ち始めています。この変動の時期に新しい感覚を持ち合わせ共に進んでいけるスタッフを募集いたします。