1階メインギャラリーでは、3月9日(土)より「東日本大震災復興支援『つくることが生きること』東京展」がスタートしました。
会場では、現在も東北で復興活動に力を注ぐ人々や、アーティストによる継続的な取り組みを紹介し、「復興の今」を伝えるだけでなく、明治三陸大津波の実態を伝える風俗画報や阪神・淡路大震災以後の復興活動年表などの貴重な資料も展示しています。
→ わわプロジェクトスタッフによる会場レポートはコチラ
http://wawa.or.jp/blog/000288.html
そして、館内では「東北発」のアイテムを集めたショップ「わわや」もオープン。さまざまな背景やつくり手の方々の思いが詰まったプロダクトを多数紹介しています。
▲1階の階段横のスペースが、まるごと復興支援関連ショップに。
▲(写真左)宮城県東松島市の小野仮設住宅暮らすお母さんたちがつくっている靴下人形「おのくん」おのくんは、ひとつひとつ全て手作り。手や足の長さも微妙に違って、そのゆる〜いかたちと手触りがショップでも大人気です。仮設住宅でみんながいきいきと暮らせるように、生活の基盤を立て直していくことを目標に活動しています。
http://socialimagine.wix.com/onokun
▲(写真右)宮城県石巻市在住の女性3人が手作りする手編みの布サンダル。丈夫かつ肌に馴染む履き心地で、洗濯ももちろんOK。「余っている支援物資をつかって、布ぞうりをつくりませんか?」との提案がきっかけでつくりはじめ、現在は専用の生地を購入し制作。口コミで人気が広がり、9月からは物販もスタートするそうです!
http://o-b-n.jugem.jp/
▲(写真左)岩手県陸前高田市の主婦と福祉作業所の方が中心となって制作している、瓦礫を用いたキーホルダー「瓦Re:KEYホルダー」建設課から許可を取り、瓦礫の集積場から集めた素材を丁寧に高圧洗浄機と手洗いで汚れを落とし、カット。ヤスリを掛けて角を落とし、さまざまな色やカタチを組み合わせています。売上は地元のがれき処理、雇用、コミュニティづくりに役立っています。
http://11shokunin.com/keyholder/
▲(写真右)宮城県石巻市牡鹿半島のお母さんたちによる手作りブランド「OCICA」。住民同士の交流のきっかけとなり、仕事をつくり、わずかながらでも収入をもたらすことを目指し立ち上がりました。土地の素材である鹿の角は多産なことから、生命や再生のシンボルとも言われ、漁網の補修糸には被災地をつなぎとめ、修復するという思いが込められています。
http://www.ocica.jp/
▲宮城県山元町の「工房地球村」からは、「いちごのものがたり」シリーズが新たに入荷しました。震災で、特産品のいちごも犠牲となりましたが、少しずつ栽培がはじまっています。「いちごの復興」は山元の復興。新たな商品づくり、街づくりに向けた再生のためのプロジェクトです。今回は手ぬぐいとお風呂に入れるバスボム、イチゴジャムが届きました!
http://kobo-chikyumura.com/?page_id=285
▲もちろん、東北のおいしいものもご紹介しています。気仙沼名産のふかひれスープは、3〜4人前で315円!さすが、ふかひれ生産日本一の気仙沼。鮭ほぐしも大人気。明太風鮭ほぐしは絶品です。
【気仙沼ほてい】http://www.kesennumahotei.co.jp/index.htm
【八葉水産】http://www.hachiyousuisan.jp/
店内では、わわプロジェクトによる書籍のほか、出展アーティストや関連イベントの書籍・DVDも販売。奥では震災関連の資料をゆっくりと閲覧して頂けるコーナーもあります。
展覧会とあわせて、ぜひお立ち寄りください。
3331高橋