昨年12月25日まで開催された
障害のある人×ない人×アーティストが相互に影響し合い、自由な表現の場をつくる展覧会、
"ポコラート全国公募展"。
12月23日に審査員によるトークショーと受賞者の発表があり、
全国から出品者のみなさんも駆けつけてくださいました。
豪華審査員は椿昇さん、大木裕之さん、保坂健二朗さん、3331ディレクター中村政人。
途中、会場の出品者の方々からコメントをいただきながら進行しました。
受賞作品は下記にアップしています!
http://www.3331.jp/news/201112/001360.html
「審査をしながらも、個人的に欲しい作品がいっぱいあった。
美術館やギャラリーよりもずっと刺激になる」と椿さん。
「既視感をとっぱらう作品ばかり。
200枚以上審査しているとだんだん作品の世界に吸い込まれていくんです」と中村。
「価値観、美意識、欲求、そういうものに強制されず、自由に人間がかたちにしたものが集まっている。
こういう場所は奇跡的では」と大木さん。
保坂さんは
「美術とは関係のなかった人が突然作品をつくって誰かに見せたいとなったとき、
現代美術の世界には作品発表の場所ってなかなかありません。
こうした展示がその場所になり、現代美術界にも刺激を与えることができればいいと思います」と締めくくられました。
ポコラート展の色鮮やかで力強い作品群は、生命力そのものでした。
ポコラート展は終了しましたが、現在3331メインギャラリーでは
「3331 アンデパンダン スカラシップ展 vol.2」が開催しています。
8組の新進気鋭のアーティストの展覧会です。
入場料無料ですので、ぜひお越しください。
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さて、審査員のトークショーが終わったころ、
地下のギャラリーでは
3331レジデンスプログラムの作家、
キャシー・ローデンバックのフェアウェルパーティが始まりました!
キャシーさんはオーストラリアの写真家。
今回は原発事故で被害を受けている福島の郡山へ何度も足を運び、
郡山の「見えない歴史」を写真におさめました。
http://www.3331.jp/schedule/001355.html
現在レジデンスプログラムには、オーストラリアのアーティスト・ルーカス&ビアンカが1月30日まで滞在。
3331にお越しの際は、地下B108の部屋をのぞいてみてください。
3331 佐藤