3331では、今週7日(金)より
日本のアート界の裾野を広げる新しいアートフェア『3331 ART FAIR』を開催します。
『3331 ART FAIR』には、3331が独自の視点でセレクトした
気鋭のアーティスト総勢91名が参加。そして、多くの著名コレクター・起業家・各界の
キーパーソンなど、50名あまりによる<コレクターズ・プライズ>(コレクターによる賞)を設けます。
世の中にはさまざまなコレクターがいますが、
その中でも、しばしば難解であると言われる現代アートを購入する
コレクターは何に興味を抱き、どのように作品と向き合い、
「鑑賞者」から「コレクター」となったのでしょうか?
現在、『3331 ART FAIR』webサイトでは、
本アートフェアの主旨に賛同してくださったコレクターの方々の
インタビュー映像を公開しています。
"ものを買う"というより、経験やそのときの思い出など、
"ストーリー"を買っている感覚なんですね。
だから、私が作品を買うときは、作家さんにちゃんとお会いして
いろんなお話をできる限り聞きます。
共通した時間と空間を自分の中に取り入れるのを楽しんでいるんですね。
家に新しい家族を迎え入れるような感覚かもしれません。
―――――石鍋博子氏(ワンピース倶楽部 代表)
まだ評価が定まっていない若手の作家と一緒に育っていけるところ。
安くはないけど、手が届かないほど高くない。それが魅力ですね。
―――――遠山正道氏(株式会社スマイルズ 代表取締役社長)
コレクションとはアートを産み出す者との痕跡でしかない。
コレクション自体にほとんど唯物論的な意味はないだろう。
大事で意味があることは、作品そのものではなく、
そのとき、その時代に、その個人個人の主体が
世界とアートとの関係を考え、そして行動するかである。
それは表面的に決して楽しいものではなく、
ときに苦痛でさえあろうが、しかし、その内的深淵において
これ以上の喜びはないだろう。
それは、生きているということそのものに他ならないからだ。
―――――どくろ興業
ひとつの作品を毎日みられる。そのことが作品の理解に対して
まったく違う効果をもたらす。
5年間毎日みていて飽きない作品、10年間みていて飽きない作品か。
それが所有することにつながっていく。
―――――南條史生氏(森美術館 館長)
自分のことをコレクターとは思っていないけれど、
作品を買ったこともあるし、むしろ買うことが好き。
生きている作家の作品を買うのが好きなんだと思います。
―――――林 千晶氏(ロフトワーク 代表取締役)
開催中は、連日多彩なゲストによるトークやパフォーマンスを交えた
ラウンジイベントも。
インタビュー映像で石鍋博子氏も言われていた
"共通した時間と空間"を楽しむきっかけとなるイベントです。
作品だけでなく、作家と出会うアートフェアとしても
ぜひ楽しんでいただければと思います。
『3331 Art Fair ‒Various Collectors' Prizes‒』
http://artfair.3331.jp/
会期:2014年3月7日(金)-16日(日)11:00-20:00
(最終入場は閉場 30 分前/最終日のみ11:00-19:00)
※オープニングレセプションは初日3月7日(金)18:00-20:00(ご招待の方のみ)
休場日:会期中無休
会場:3331 Arts Chiyoda 1F, メインギャラリー
入場料:入場料:1,000円
※当日に限り再入場可/作品ご購入の来場者様は入場料を全額返却する「デポジット制」/千代田区民無料
主催:3331 Arts Chiyoda