3331 STAFF BLOG > わわプロジェクト『3.11 映画祭』見どころ紹介(その1)

わわプロジェクト『3.11 映画祭』見どころ紹介(その1)

FEBRUARY 28, 2014 2:56 PM / CATEGORY:日記

東日本大震災を機に、復興支援のための文化的・社会的プラットフォームとして
スタートした「わわプロジェクト」

現地での取材・リサーチを続けながら、
隔月で仮設住宅を中心にフリーペーパー「わわ新聞」を発行し、
2012年から毎年3月に展覧会を開催しています。

今年は、『3.11 映画祭』と題し、
3月9日(日)〜3月30日(日)の期間、
さまざまな道のりで復興へ向かう人々や
原発事故に翻弄される人々の日常を追った作品など、
それぞれの監督が捉えた東日本大震災に関する
ドキュメンタリー映画・32本を一挙に上映します。

main_chapter_a.png


もうすぐ、東日本大震災から3年が経ちます。
いつ、故郷に戻れるかわからない状況
いつ、仮の住まいから出られるのかわからない状況が続く中、
各地で活発な活動を行う多くの人々は、
未来の子どもたちのことを想い、奮闘しています。

――同じ想いをさせたくないから、伝えたい。
――次の世代が生き抜けるように、豊かな自然を残したい。
――このまちに生まれ、育ったことを誇りに思えるように。

main senzo.JPG
Photo by Hiroko Masuike © Ren Universe, Inc

3月30日(日)14:30より上映する
池谷 薫監督作品『先祖になる』も、そうした強い想いを抱き、
絶望から夢を叶えるために生きる
"頑固でパワフルなおじいさん"の姿を追ったドキュメンタリー。

sub1_senzo.jpg
Photo by Hiroko Masuike © Ren Universe, Inc

岩手県陸前高田市で農林業を営む佐藤直志さん(77歳)の家は津波で壊され、
消防団員の長男は波にのまれました。
生きがいを失っても、生きていかなくてはならない現実。
そんな中で佐藤さんは、仮設住宅には住まず、
もとの場所に家を建て直す決断を下します。

予告編の映像からも、佐藤さんのパワフルなキャラクターが
ビシビシと伝わってきます。

頑固で、パワフルで、まっすぐな佐藤さんを突き動かしているのは
先祖から受け継いだ土地で生き、そのバトンを
次の世代に渡さねばならないという強い想い。

その姿は、私たちに「生きる」ことの本質を問いかけます。

上映後には、池谷 薫監督と、わわプロジェクトディレクター・中村政人の
トークイベントも開催。
東京〜岩手往復走行距離5万キロ、
撮影期間は1年6ヵ月。118分の作品にはおさめきれなかった
撮影秘話もたくさんあるに違いありません。
ぜひ、上映後のトークも合わせてご参加ください。


『3.11 映画祭』
開催日:3月9日(日)〜3月30日(日)*休場日なし
開催時間:上映時間は日によって異なります。詳細はwebサイトをご確認ください。
料金:共通1回券=前売り700円
         web割900円
         通常1000円
         千代田区割&シニア割700円
   *1回券で会期中のいずれかの上映(トーク付き上映含む)、
    トーク1回をご覧いただけます。
会場:3331 Arts Chiyoda 特設ギャラリー
主催:わわプロジェクト(一般社団法人非営利活動法人団体コマンドN)
共催:株式会社グローパス
協力:3331 Arts Chiyoda

PREV  |  NEXT

Recent Post

Category Archives

Monthly Archives