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企業文化活動と『花椿』

JANUARY 12, 2011 4:42 AM / CATEGORY:AFTお知らせ

正月気分も抜けきったところで
2011年、最初のAFT講義は
1月14日(金)19:15〜20:45『編集長が語る ムーブメントのつくり方5』です。

第5弾となる"編集長シリーズ"の講師には
資生堂の企業文化誌『花椿』編集長・上岡典彦さんをお迎えします。

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『花椿』は1937年(昭和12年)に創刊され、戦中戦後の一時期にやむなく
休刊となったものの、1950年(昭和25年)に復刊し、
創刊74年という歴史を持つ媒体です。

私が『花椿』の存在を知ったのは
かれこれ十数年前......まだ美大受験のために予備校に通っていたとき。
アトリエの本棚のなかで、
国内外のアーティストの画集の隣に『花椿』が並んでいました。

つくり込まれた写真の数々、
森村泰昌さんをはじめ、豪華な執筆陣たちの連載に
「こんな雑誌見たことない!」と興奮したのを覚えています。

それから毎月、せっせと資生堂のカウンターに足を運んで
コレクションした『花椿』は今でも本棚にズラリと並んでいます。
今では取り扱っている書店も増えたので、当時より目にする機会も増え、
さらに『花椿』コーナーは増殖中......。


先日、打合せで上岡さんにお会いしたとき
こんなお話を伺いました。

「中学生のとき、母が読んでいた『花椿』を見て、"資生堂"という存在を知ったんですよ」

その十数年後、上岡さんは資生堂に入社し、1995年〜2009年まで広報室に勤務。
2009年より、第14代『花椿』編集長をつとめられています。

こんな風に、『花椿』との出会いに衝撃を受け、
そこから影響を受けた読者は
74年間にどれだけいることでしょう!

『花椿』のみならず、
1919年に開廊した資生堂ギャラリーや、
1978年に開館した資生堂アートハウスなど
積極的に企業文化活動を行っていることでも
知られている資生堂。

今回の『編集長が語る ムーブメントのつくり方5』は
編集のお話ではありません。
広報、そして編集長の視点を通して
上岡さん自身が体験・経験されてきた
"企業と芸術"、"企業と文化"について
お話いただこうと考えています。
みなさま、ふるってご参加ください!!

事前のお申し込みはこちらから。
*講義当日でも申し込み可能です*

3331 小西七重

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