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メイド・イン・カンダ 展 関連イベント「都市神田学・公開ワークショップ」

NOVEMBER 7, 2013 9:56 PM / CATEGORY:日記

メイド・イン・カンダ(通称MIK)の関連企画のひとつ、アトリエ・ワンの塚本由晴教授によるフィールドワークと公開ワークショップが11月3日に行われました。

建築家の仕事にフィールドワークは欠かせません。それが都市環境を踏まえた建築の場合はなおさらです。
東京工業大学大学院・塚本由晴研究室スタッフを中心に、定員いっぱいの参加者を引き連れて、3331から神田駅までかなり気ままなルートでの都市神田採集でした。

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希代の建築家をガイドにした街歩きツアーと思うと、視点が異なり、とても興味深い、ある意味では贅沢なツアーだったと言えます。

名所旧跡とは関係なく2時間たっぷりと都市の表通り、裏通りを漂うように歩き尽くしていろいろな建物、構造物、さらには道にはみ出したフォークリフトの収納を無理やり塀と一体化させることで収めている物件など多様な採集ができました。

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神田駅から地下鉄銀座線で末広町駅まで一駅戻ると3331まではすぐ。
塚本先生のリクエストでたい焼きを買って(先生に全員分を購入いただいてしまいました)、3331ラウンジに戻って休憩でした。

そのあとは会場内の展示エリアにてテーブルを並べ、ディスカッションの後、物件とその環境のドローイング〜ひとつひとつの物件の講評・名付け〜展示を公開で行いました。その都度に先生からの手厳しい突っ込み、というか適切なアドバイスがはいり議論は深まります。

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都市の時間の積層のなかで、建築物や構造物は主旨と目的をもって日常的な使用に供されるうちに思いがけない生成変化を伴う。その異形なあらわれは本来の想定とは異なるかもしれないけれど、場所と環境と使用目的に応じた目的合理性をもって確固としてそこに佇んでいる。ディスカッションの結果のドローイングは、名付けとともに完成し、展示壁に並べられた。

これは次回のワークショップでも別の参加者によって増えていく予定。MIKの展示の重要なパーツである「都市神田学」。人口動態、歴史、文学、建築などなど多様な視点で神田に切り込む試みにあらたに加わるこれらドローイングによって、そのアクチュアリティと今後の活動がまたまた楽しみになる。

次回の開催は11月9日(土)12:00-17:00。まだ若干名の余裕がありますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

● 11/9 建築採取ワークショップの詳細・お申込みはコチラ

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メイド・イン・カンダ
http://mik.3331.jp/
2013年10月27日(日)〜11月17日(日)12:00-19:00(最終入場18:30)
会場:3331 Arts Chiyoda メインギャラリー/毎週火曜休場
入場料:500円(TRANS ARTS TOKYO 2013共通パスポートでも入場可)
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3331野崎

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