2013年の夏は気温もアツかったですが、なにより「空」がアツかったですね!
約2ヶ月にわたり開催された八谷和彦氏の個展「OpenSky3.0 - 欲しかった飛行機、作ってみた- 」が先日無事終了いたしました。
会期中には空とモノづくりが好きな、多くのお客様にご来場いただき、なかには遠方からのお客様や、何度も鑑賞されたお客様も。
ご来場頂いたみなさま、本当にありがとうございました!
3331 Arts Chiyodaと地域との繫ぎ手となるコミッションワーク・アーティストの一人でもある八谷和彦氏は、これまで羽ばたき飛行機を飛ばす「空フェス!」や、3.11直後の放射能測定をめぐる混乱に対処する「ガイガーカウンター・ミーティング」などを3331で開催しました。
そしてついに本年、ジェットエンジンでのテスト飛行開始とともに、メインギャラリーでの個展開催となりました。
宮崎駿監督の最新作アニメ「風立ちぬ」公開の1週間前にはじまった本展。ちまたでは堀越二郎と八谷和彦を重ね合わせたという声もちらほら。
飛行機は美しい夢...!
ジェットエンジンでのテスト飛行の動画は再生回数40万回以上!(9/20現在)
白く美しい機体を展示するために、3331のスタッフも頑張りました。床一面を人工芝で覆い、壁は青い空の色に染まりました。(色味にもこだわったんです!)
青く染まった壁も、展覧会終了と同時に白い壁に戻ります。なんだかちょっと寂しいですね...。
メインギャラリーBで同時開催された「すすめ!なつのロケット団」も見応えがありました。無事に回収に成功したロケットの実機。燃え尽きたカメラや開発途中のテストベンチ、ロケットエンジンの実物など......。プロジェクトの膨大な画像・映像資料で彩られた「超過密展示」はボリュームたっぷりでした。
なかでも、展覧会会期中の8月10日に打ち上げに成功した最新ロケットの「すずかぜ」をいち早く展示できたことも話題になりました。
音速を超えて雲をつきぬける「すずかぜ」の映像は迫力満点!
ふたつのプロジェクトから見えることは、大人げない大人による本気のものづくり。そこには創作の本質があったようにも思えます。
八谷和彦氏のOpenSkyプロジェクトはあともうちょっとだけ続きます。次にみなさまの目に触れるのは、プロジェクトの最終形態かも......!?
3331 あざみ