3331が発行するアートフリーペーパー『3331 TRANS ARTS』。
いよいよvol.4が発行となります!
今号は、7月15日(日)から3331にて個展を開催する
アーティスト・藤浩志さんを特集しています。
3331に来られた方なら、おもちゃでつくられた『トイザウルス』や
『かえるステーション』をご覧になったことがあるかと思います。
これらは、藤さんの活動のほんの一部分にしかすぎません。
社会のシステムに入り込み、
なんだかわからないけど"モヤモヤ"することに
とことん向き合い、
身のまわりにある"違和感"を超越する方法を
世の中に仕掛ける。
それこそが、アーティスト・藤浩志の活動。
特集最初のページには、
「明日をかえる藤浩志のモヤモヤ」と題し、
ある作品(プロジェクト)と、そこに至るまでに
藤さんから発せられた言葉を対にしています。
「だれとものごとを一緒に行うか。
だれと体験するのかで、モノゴトの価値は変わる。
だれと行動するのかで見える世界が変わる」
これは、『瀬戸内国際芸術祭2010』で発表した
『藤島八十郎をつくる』に関連する言葉。
美術に興味がある人も、ない人も
藤さんの言葉にハッとさせられるはず。
それはきっと、私たちも日々"モヤモヤ"を抱えているからなのです。
あしたを"かえる"のは、大げさな出来事ではなく、
小さなモヤモヤであることを藤さんは教えてくれます。
......とはいえ、約30年間におよぶ藤さんの活動は右往左往の連続。
いっそのこと藤さんの人生をあの懐かしいゲームにしてしまおう!
ということで、完成したのがコチラ。名付けて『藤浩志の右往左往ゲーム』!
ん? 「マネキンと暮らしはじめる」なんて文字も見えますが......。
藤さんがこの世に誕生してから、現在までが楽しみながら学べる
"ためになる"ゲームです!
毎号ながら、鼻血が出そうなほど盛りだくさんな内容。
無料で配布しておりますので
みなさんぜひ、ご覧ください!!
<『3331 TRANS ARTS vol.4』>
特集 明日をかえる藤浩志のモヤモヤ
ーーかえるのおじさんのお話
ーー1983-2012 藤浩志 活動の足あと
ーー藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション
〜なぜこんなにおもちゃが集まるのか?〜
ーー藤浩志の右往左往ゲーム
千代田芸術祭2012「3331EXPO」作品/参加者募集!
WAWA Letter 「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展レポート
ARTS CRITIQUE 第三の方法としての表現活動
その発生とプロセスを追う
文:雨森 信