9月・10月の間、富士フィルム株式会社が行う「写真救済プロジェクト」を
3331の体育館や教室を利用して開催しました。
このプロジェクトは、東日本大震災で被害を受けた写真プリント・アルバムを洗浄し、
新しいアルバムに入れて被災地にお返しし、持ち主を探す活動を支援するものです。
先月で作業は一旦休止していたのですが、11月14日(月)から11月20日(日)まで、
写真洗浄ボランティアを再開します。
当日に備えて、必要な道具の確認など準備を行いました。
壁には、富士フィルムさん作成による「写真の基本構造」「洗浄の手順」などの説明書を貼ります。
作業前に写真の基本構造を知ることで、洗浄する際のポイントがよりわかりやすくなります。
写真洗浄の大まかな手順は、まずアルバムから写真を取り出し、
刷毛等を使って泥を表面から取り除くところから。
水洗いをしたら表面が流れてしまいそうな写真はあらかじめ写真を撮影し、印刷しておきます。
アルバムから出し、はけで泥を取り除き、
表面が流れてしまいそうな写真をデジカメで記録した後は、「洗浄、すすぎ、乾燥」の3段階です。
下の写真は左奥から洗浄、すすぎ、すすぎ(2度目)に使用するコンテナです。
机の上で水分を拭き取り、ほぼ乾燥した写真は、1枚ずつ順番にネットに 干していきます。
(写真はネットが丸まった状態ですが、実際は支柱を使って吊るします)
乾燥した写真は新しいアルバムに入れ直します。
これで持ち主の元へ帰る準備が完了。
この後、富士フィルムさんによって陸前高田、女川、閖上など各地に写真は戻っていきます。
9月、10月の洗浄活動の際にも大変多くのボランティアの方にご参加頂きました。
さまざまな写真を手に取る中で、記憶の中だけでは忘れてしまいそうな想い出や
瞬間を残せる写真の大切さや、時には重要なよりどころとなる事を改めて感じます。
現在のところ、今回の洗浄ボランティアはいくつかの回を除いてまだご参加頂けます。
これまでなかなか機会がなかったという初めての方も、是非ご参加下さい。
被災地写真洗浄ボランティア
http://www.3331.jp/schedule/001286.html