昨日の3331は、たくさんのアーティストが集まって、とてもにぎやかな雰囲気でした。
まずは、被災地へ思いを運び、避難所をほんの少しだけ明るくする『はこび』ワークショップ。
前橋在住のアーティスト中島佑太さんが、宮城県塩竈にあるアートスペース「ビルドフルーガス」さんの協力のもとスタートさせたプロジェクトです。
この日は、事前の声掛けも手伝って、多くの方々が参加してくださいました!
会場には、南相馬市から現在避難中のご家族が偶然遊びにきており、飛び入り参加してくださいました。
みんなの想いのつまったこの箱は、今週中にビルドフルーガスさんに届けられます。
なお、本日5月16日(月)夜6時頃のNHK首都圏ニュースで、ワークショップの様子が放送されます!>ぜひテレビが近くにある方は、ご覧下さい。
3331での『はこび』製作は、5月いっぱいまで続きます。
ご協力いただけるアーティストのみなさんは、画材持参の上、ぜひご参加ください。
そして夕方からは、東京芸術大学院美術研究科修士1年在籍中の小森さん&瀬尾さん+遠藤一郎さん(未来美術家)+石鍋博子さん(ワンピース倶楽部代表)による「東京の人へ、東北報告会 その2」も行われました。
冒頭では、上記の中島佑太さんによる「はこび」の報告なども行われ、続いて、小森さん、瀬尾さんにバトンタッチ。彼女たちはこれからまた被災地へボランティアに向かうそうです。
一方、遠藤一郎さんのほうも、今月末には岩手県大船渡で、『やっぺし祭り』というお祭り?を開催することになった模様。
被災地のみなさんのニーズを把握しつつ、彼ら表現者がさまざまな方法で活動している様子を見聞きするたび、私たちも奮い立たせられます。
その後も3331では、AFT(3331のスクールARTS FIELD TOKYOの略)講義では、話題の"あの作品"が生み出された背景をアーティストの言葉で語る『あの作品ができるまで』ということで、アーティストの山川冬樹さんが登場され、私も個人的に非常に感動を覚えた映像インスタレーション「The Voice-Over」について、お話をされており、多くの方々が熱心に耳を傾けておられました。
やはり3331は、たくさんの方たちがいる風景が一番似合いますね。
<お知らせ>
メインギャラリーで開催中の「東日本大震災復興支援 Arts Action 3331」参加企画で、近日開催のものは以下の通りです。
◎5月15日(日)より開催:表現の回復にむけて/アートNPOエイド
http://action.3331.jp/000024.html
◎5月18日(水)より開催:俵谷哲典 企画「そこから虹は見えるか?
-Japan earthquake/ tsunami benefit: Art across the ocean-」
http://action.3331.jp/000016.html
◎5月18日(水)より開催:「あなたはいま、まさに、ここにいる」
http://action.3331.jp/000011.html
◎5月22日(日)開催:ミャンマーの竪琴 チャリティーコンサート「サウンガウのゆうべ」
http://action.3331.jp/000019.html
◎5月29日(日)開催:アキバタマビ21 被災遺児支援チャリティ展 関連トークイベント「東北、はじまりの場所へ」
http://action.3331.jp/000021.html
暖かくなって、日中はウッドデッキからコミュニティスペースへの大ガラス窓を開放して、気持ちのいい風が通っています。皆様ぜひお誘い合わせの上、3331へ足をお運び下さい。
3331長内